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秋の花粉症の代表格といえば、ブタクサです。ブタクサ花粉は、8月から10月の間に飛散します。ピークは9月に入ってからです。

ブタクサ花粉への対策として、最も有効なのが、近づかないことです。ブタクサは背丈が低いため、スギ花粉などと比べると飛散範囲が狭く、近づかないという対策が、とても有効です。

さて、「ブタクサに近づかないことが有効」というのは、ご理解いただけたと思いますが、ここでひとつ、お尋ねします。

・・・「ブタクサ」って、どんな植物か、わかりますか?

今回は、ブタクサによく似た植物、セイタカアワダチソウを中心に、ご紹介します。

 

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クイズ!ブタクサはどっち?

突然ですが、クイズです!ブタクサは、A、B、どちらでしょうか?

 

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正解は・・・Aです!Aがブタクサなんです。

一見すると、Bのほうがブタクサのような気もします。Bのほうが黄色くて、花粉を飛ばしていそうですよね。

Bは、セイタカアワダチソウという植物です。ブタクサと似た時期に生育すること、かたちが似ていること、見るからに花粉を飛ばしてそうな風貌から、よくブタクサと間違えられます。ちょっとかわいそうですね。

セイタカアワダチソウとは

ブタクサとよく間違えられるセイタカアワダチソウについて、詳しく見ていきます。

セイタカアワダチソウの歴史

セイタカアワダチソウは、北アメリカ原産で、日本には明治時代末期に、鑑賞用として持ち込まれたそうです。見た目が黄色で鮮やかなので、たしかに観賞用としてはよさそうですね。

第二次世界大戦後に大繁殖し、日本全国でみられるようになり、あっという間に帰化植物となりました。

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アメリカでは人気!?

原産国のアメリカでは、ゴールデンロッド(金の鞭)と呼ばれているそうで、州花にも指定されるほど人気があります。たしかに、鮮やかな黄色で、群生している風景を見ると、菜の花畑のような美しさがありますね。

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実は、生態系被害防止外来種

一方で、日本では生態系被害防止外来種に指定されています。

というのも、セイタカアワダチソウには、アレロパシーという、他の植物の生長を抑えたり、動物や微生物を防いだりする物質を出すからです。したがって、セイタカアワダチソウが群生している土地では、植物が育ちにくいのです。

そのうえ、繁殖力が高く、もともと群生していた固有種を駆逐して、乗っ取ってしまうこともあります。外来種でありながら。短い期間で、あっという間に日本全国に広まったことからも、その強力な繁殖力がうかがえます。

花粉症の原因にはなりません

セイタカアワダチソウの開花時期は、ブタクサよりも少し遅く、9月~11月頃です。

セイタカアワダチソウは、花粉症の原因にはなりません。というのも、セイタカアワダチソウは虫媒花(ちゅうばいか)だからです。

植物には、受粉の方法がいくつかあります。以下、代表的なものです。

  • 虫媒花・・・ハチなど、虫に花粉を運んでもらう。花粉量は少なく、重くて粘りのあるものが多い。
  • 風媒花・・・風に花粉を運ばせる。花粉は軽くサラサラしていて、風に乗りやすい。

先述のとおり、セイタカアワダチソウは虫媒花で、花粉は飛散しにくいです。花粉症の原因にはなりません。

一方、春に猛威をふるうスギ花粉やヒノキ花粉は、風媒花です。風に乗って、広い範囲まで飛散します。

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意外な効能

原産地アメリカのインディアンは、セイタカアワダチソウの葉を噛むなどして、薬草のように扱っていたそうです。

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セイタカアワダチソウには、以下の効能があると言われています。

  • 喉や歯の痛み
  • 腎臓炎
  • 膀胱炎
  • リウマチ
  • アトピー
  • 喘息

さまざまな効能がありますね。

入浴剤になる

花が咲く前のセイタカアワダチソウを天日干しにして、刻んだものを袋に詰めて、手作り入浴剤として楽しんでいる方もいるそうです。

手作りだけではなく、セイタカアワダチソウ入りの入浴剤も、実際に販売されています。

以下の効果が期待できるそうです。

  • アトピー性皮膚炎のかゆみ
  • 喘息
  • 腎臓病
  • デトックス効果

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お茶にもなる

入浴剤をつくるときと同様に、花が咲く前のセイタカアワダチソウを天日干しにして、水分が抜けたものを細かく刻み、フライパンなどで煎ったものをお茶パックに入れて飲むそうです。そのままだと味にクセがあるので、はと麦茶などを混ぜるとよいとか。

こんな効能があるそうです。

  • アトピー性皮膚炎
  • 抗ガン作用
  • 肝機能保全
  • メラニン形成阻害

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食べられる

セイタカアワダチソウは、天ぷらにすると美味しいのだとか。同じキク科の春菊のような香りだそう。

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ブタクサとは

一方、正真正銘、花粉症の原因となるブタクサについて、詳しく見ていきましょう。

ブタクサの歴史

ブタクサは北アメリカ原産で、日本には明治時代初期にやってきました。セイタカアワダチソウよりも、ちょっとだけ早いですね。

全国的に広まったのは、昭和初期、とくに戦後からだそうです。

オオブタクサは、生態系被害防止外来種

ブタクサは、セイタカアワダチソウと同様に、繁殖力が強く、その土地にもともと生育していた植物を駆逐して、占有してしまうことがあります。

ブタクサの仲間のオオブタクサは、生態系被害防止外来種として指定されています。

参考:環境省|生態系被害防止外来種リスト

なお、「生態系被害防止外来種」の前名称である「要注意外来生物」には、ブタクサも指定されていました。

花粉症の原因です

ブタクサは、花粉症の原因となります。日本では、スギ、ヒノキに次ぐ患者数だそうです。

風に花粉を運ばせる風媒花です。スギやヒノキなどと比べると、背丈が低いので飛散範囲は狭いです。

まとめ

今回は、ブタクサと間違えられやすいセイタカアワダチソウをメインに、ご紹介しました。

要注意外来生物に指定されており、嫌われ者の側面がありますが、一方で、セイタカアワダチソウの効能をうまく利用している方もいます。

「捨てる神あれば拾う神あり」なんて言葉を、つい思い浮かべてしまいました。

ブタクサとセイタカアワダチソウを間違うことなく、正しく花粉症対策をしていきましょう!

 

花粉症対策には、↓こちらの記事もおすすめです。 花粉症に効く食べ物

 

 

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