ブタクサアレルギーに注意。症状と対策について

ofuro-do_season-0010-1

 

秋の花粉症の代名詞ともいえるブタクサ花粉。8月から10月にかけて、花粉が飛散します。

ブタクサアレルギーの方の中には、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった代表的な花粉症の症状だけではなく、他の症状があらわれることがあります。

今回は、ブタクサアレルギーの症状と対策について、ご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

ブタクサアレルギーの症状

ブタクサアレルギーの症状として、もっとも有名なのが、花粉症の症状です。くしゃみや鼻水、目のかゆみや充血などです。

kafun_kayui

これらについては、以下記事でもまとめています。

⇒ ブタクサ花粉にご用心!秋の花粉症

上の記事でまとめた症状以外にも、いくつか特有の症状があります。

以下より、それらの症状と対策について、ご紹介します。

せきが出る

ブタクサの花粉は、春の花粉症で有名なスギ・ヒノキ花粉と比べると、サイズが小さいです。そのため、のどの奥まで花粉が入り込みやすいのです。

ブタクサアレルギーの方が花粉を吸い込むと、激しいせきが出たり、ぜんそくのように、胸がゼイゼイしたりすることがあります。

gahag-0099850617-1

もし、夏から秋にかけてこのような症状が出た場合は、ブタクサアレルギーの可能性もありますので、医師の診察を受けましょう。薬が処方されるので、指示通りに服用し、回復につとめましょう。

なお、花粉症対策をすることで、症状を軽減することができます。花粉症対策の方法については、以下の記事でくわしくまとめていますので、ぜひご覧ください。

⇒ 秋の花粉症を予防する7つの方法

  • ブタクサに近づかない
  • マスクなど、花粉を取り込まない工夫
  • 付着した花粉を取り除く

この3点が、とても重要です。

肌荒れ・皮膚の異常

ブタクサアレルギーの方は、ブタクサ花粉が入り込むと、肌荒れなどの「花粉症皮膚炎」の症状があらわれることがあります。

以下、花粉症皮膚炎の代表的な症状です。

  • 顔か赤くはれる
  • ふきでものが出る
  • ピリピリとした肌の痛み
  • 肌のほてり
  • 肌のかゆみ

gahag-0092063124-1

皮膚が弱い方や、皮膚が腫れやすい方は、とくに症状が出やすいそうです。

また、女性の場合は、メイクなどで肌に負担をかけることが多く、男性に比べて花粉症皮膚炎の症状が出やすいそうです。

そして、秋は乾燥する季節でもあり、肌のバリア機能が夏よりも低下しがちです。

このため、花粉症皮膚炎は、ブタクサ花粉のような、秋の花粉症の時期に発症することが多いそうです。

花粉症皮膚炎の対策

花粉症皮膚炎をふせぐためには、優しく洗顔をし、肌のバリア機能を壊さないようにすることが有効です。

洗顔料を泡立てすぎたり、顔をすすぎすぎたりすると、肌にダメージを与えてしまいます。洗顔は、基本的には朝と夜の2回までにし、洗うときは、2、3回すすぐ程度にしましょう。

また、洗顔後には化粧水などでじゅうぶんに保湿し、肌を乾燥させないようにしましょう。

biyou_tsurutsuru

もちろん、通常の花粉対策も忘れずに実施しましょう!症状が軽減されます。

⇒ 秋の花粉症を予防する7つの方法

 

スポンサーリンク

 

果物アレルギーに注意

花粉症の方は、果物アレルギー(口腔アレルギー症候群)を起こしやすいといわれています。

これは、花粉症と、果物アレルギーのアレルゲン(原因となる抗原)が同じだからです。

果物アレルギーが起きると、のど、唇、舌などの痛みやかゆみ、ひどいときには、吐き気や下痢、ぜんそくなどの症状が出ます。

とくに、ブタクサアレルギーの方は、スイカ、メロン、きゅうりなどのウリ科の果物・野菜や、バナナなどで発症することが多いそうです。

1753672

 

果物アレルギーの対策

ウリ科の食材やバナナなどを食べたときに、のどや唇に痛みやかゆみを感じた時は、アレルギーを疑ったほうがいいでしょう。

違和感を感じたときは、病院に行って自分がアレルギー体質かどうかを確認するのが一番です。

そして、食べたときに違和感を感じた果物や野菜は、すべて記憶・記録しておき、それらを食べないように気をつけましょう。

bunbougu_memo

まとめ

今回は、ブタクサアレルギーと、その対策についてご紹介しました。

ブタクサアレルギーの方は、一般的な花粉症の症状以外にも、

  • せきが出る
  • 花粉症皮膚炎の症状
  • 果物アレルギー

これらの症状が出ることがあります。

夏から秋にかけて、これらの症状が出たときは、ブタクサアレルギーの可能性があります。違和感を感じたら、すぐに病院で診察を受けることをおすすめします。

花粉症はやっかいですが、対策をすることで症状を緩和させることができます。

自分がアレルギー体質かどうかを知り、それに応じて、適切に対応していけば、決して怖くはありません。

秋は活動しやすい季節です。しっかりと対策をして、秋の味覚・レジャーを存分に楽しみましょう!

 

花粉症対策には、↓こちらの記事もおすすめです。 花粉症に効く食べ物

 

 

スポンサーリンク