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「お盆に海へ行ってはいけない」

聞いたことある方も多いと思います。

お盆時期といえば、お休みの方も多く、
子どもたちも夏休みなので、
家族そろってレジャーに出かけるよい機会です。

海なんて、格好のレジャースポットだと思いますが・・・
お盆時期の海は、注意が必要なんです。

今回は、お盆時期の海が危険な理由について
ご紹介します。

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土用波にご用心

土用波(どようなみ)」ってご存知でしょうか?
これは、夏の土用の時期に発生する大波のことです。

古くから、漁師さんの間などで知られており、
この時期は、警戒して漁にのぞんだそうです。

なお、ここでの「土用」とは、うなぎを食べる
「土用の丑の日」の土用と同じ意味で、
立秋の直前の18日間のことをいいます。

ちなみに、2016年の立秋は8月7日なので、
今夏の土用は7月19日~8月6日になります。

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さて、漁師さんなどの間で言い伝えられていた
土用波ですが、なんと、現代では、
科学的な裏付けがなされています。

原因は、台風です。

日本付近で発生した台風に伴って発生した
波浪が、うねりとなって、しだいに大きくなり、
通常の2~3倍もの高波が、日本列島を襲うのです。

そして、驚くべきことに、土用波の原因である
台風は、土用の時期、すなわち8月に最も多く
発生しているのです。

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実際に気象庁のホームページで確認したところ、
8月が、平均して最も台風が多く発生しています。

台風の平年値(1981年~2010年の30年平均)

発生数 接近数 上陸数
7月 3.6 2.1 0.5
8月 5.9 3.4 0.9
9月 4.8 2.9 0.8
10月 3.6 1.5 0.2

気象庁HP 台風の平年値 より引用

漁師さんたちの長年の経験は、科学的にも
正しいと証明されたわけなんです。

やはり、言い伝え通り、お盆時期の海は
波が高く、危険だということです。

クラゲにご注意!

お盆の海水浴を控える他の理由として、
クラゲに刺されるから」
というのを思い浮かべた方も
多いのではないでしょうか。

実は私、経験あります。
むかーし、8月の第2週あたりに、
神戸の某海岸で友達と海水浴に行きました。

ビーチで遊んでいる人は多いのに、
海の中にいる人はほとんど居ません。

そのときは、特に違和感を感じず、
テンションMAXで海へ駆け出しました。

お腹のあたりの深さまで進んだとき、
ようやく気付きました。

そう、クラゲに囲まれていたのです・・・
しかも、なんだかチクチク痛い。
完全に刺されてました(;^_^A

その後は海には入らず、ビーチでまったり。
帰りに薬局で軟膏を買って、刺されたトコロに
みんなで塗ってました。

・・・さて、長くなりましたが、ようするに
お盆の時期は、クラゲがたくさん出てくるんです。

これは、クラゲの成長と関係があります。

クラゲがお盆に増えるわけ

クラゲは、子どものころは、水中の岩や
海の底に固定して生活しており、
私達の前にはほとんど現れません。

ところが、成長すると、浮上し、
私達の前に現れます。
この時期が、ちょうどお盆と重なるのです。

クラゲ自体は、年中、海の中に生息していますが、
姿を見せ始めるのがお盆時期のため、
この時期にクラゲが大発生するように感じるのです。

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クラゲ予防策

クラゲの種類によっては、刺されると
強い痛みを感じたり、ひどいケースだと
アナフィラキシー反応をおこし、けいれん、
呼吸困難などにおちいってしまうこともあるそうです。

日焼け止めを厚めに塗ったり、Tシャツなどを
着ると、クラゲの針が肌に届かず、刺されるのを
防げる可能性があるそうです。

また、クラゲ避けローションも売ってますので
活用してみるとよいかもしれません。

もし、クラゲに刺されてしまったら

とにかくこすらず海水で流すことが大切とのこと。
もし、触手が残っていたら、こすらず、丁寧に
取り除くとよいそうです。

また、薬局などで相談しながら、効果のある
購入して塗るのが安全です。

痛みがひどかったり、なかなか治らない場合は、
やはり病院に行き、医師の診察を受けるべきです。

まとめ

「お盆には幽霊が出て足を引っ張られる」
こんな言い伝えを聞いたことがあります。

もしかすると、昔の人は土用波やクラゲの危険性を、
「霊」として感じ取っていたのかもしれません。

現在では、各種技術の発展により、
台風の発生数やクラゲの生態などが解明され、
お盆時期の海はリスクがあることが判明しています。

しかし、昔の人は、このような技術がなくても、
お盆の海の危険性を認知し、言い伝えの形で
後世に語り継いでいます。

きっと、何世代もの先人たちの経験のうえに、
このような言い伝えが成り立っているのでしょうね。

古くからの言い伝えは、科学の力に匹敵する。
ちょっと大げさですが、そんなことを思ってしまいました。

 

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