
一日の疲れを癒やすバスタイムは、至福のひとときです。
なかでも半身浴は人気の入浴法で、体の芯から温まることができますし、じっくりと汗をかくことでデトックス効果も期待できます。
ところが、「冬に半身浴をしようとすると、寒くて耐えられない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
たしかに、夏などとは違って、冬の浴室や脱衣所はとっても寒く、体が冷えてしまいがちです。体を温めるはずの半身浴のつもりが、逆に体を冷やしてしまっては、本末転倒ですよね。
そこで、今回は冬の半身浴の寒さ対策について、ご紹介していこうと思います。半身浴を存分に楽しむために、ぜひお役立てください。
もくじ
冬の半身浴の寒さ対策
冬の半身浴の寒さを改善し、快適な半身浴タイムを過ごすためのアプローチを、大きく分けて3点、ご紹介していきます。
体への負担を減らし、かつ、しっかりと温まるために、気をつけていきましょう。
①浴室を温めておく
浴室が寒いと、当然、体が冷えてしまいますよね。半身浴の場合は、肩など、上半身が冷えてしまいます。
また、冬の場合はヒートショックという、部屋の急な温度差による体への負担にも気をつけなければなりません。
上半身の冷えやヒートショックを防ぐための、浴室を温める工夫を、いくつがご紹介します。
お湯を溜めるときにシャワーで入れる
お風呂の浴槽にお湯を溜めるときに、熱いシャワーで溜めるようにしましょう。そうすると、シャワーの熱で浴室が温まります。
熱めのお湯をためた状態で、少し時間をおく
ちょっと熱めにお湯を入れて、少し時間をおくと、浴槽のお湯の熱で浴室が温まります。
②体を冷やさない工夫
浴室を温めると同時に、上半身を冷やさないように工夫すると、さらに効果的です。いくつかポイントをご紹介します。
温まるまで全身浴をする
まずは全身浴で肩まで湯船に浸かり、ある程度温まったら半身浴に変えてみるのも手です。
脱衣所や浴室があまり温まっていない場合は、まず先に体全体を温めて、気持ち良くなりましょう。
半身浴に変える際は、後述しますが、しっかりと上半身の水気を拭き取っておきましょう。
肩についた水気を拭き取っておく
かけ湯をしたり、先に全身浴をしたり等といった理由で、すでに上半身が濡れている場合は、タオル等で水気を拭き取りましょう。水気が残っていると、体が冷える原因となります。
肩に乾いたタオルをかける
肩に乾いたタオルなどをかけることで、かなり温かく感じるようになります。ここでのポイントは、必ず乾いたタオルを使うことです。水分を含んだタオルですと、体が冷えて冷たく感じてしまいます。
お湯で濡らしたタオルをかけるのも手ではありますが、冬はあっという間にタオルが冷えてしまいますので、乾いたタオルのほうが温かいし楽かな・・・と思います。
③お湯の温度を保つ
意外と忘れがちなのが、お風呂の温度を保つことです。冬のお風呂は、他のシーズンに比べて温度が下がりがちです。定期的にお湯を追加したりなど、お湯の温度を下げないように気をつけましょう。
冬の半身浴に適した温度は?
半身浴に適した温度は、38度くらいと言われています。
お湯の温度が高すぎると、交感神経を刺激してしまい、体が覚醒状態になってリラックス効果が弱まってしまいます。これでは、せっかくの半身浴が台無しになっちゃいますよね。
また、半身浴は比較的長い入浴時間を要するので、お湯の温度が高いと、体への負担が大きくなってしまいます。
ただし、冬は寒いので、先述したような、体を冷やさない工夫は必要です。10分くらい半身浴をすれば、体は温まってくるはずなので、それまでは気をつけましょう。
冬の半身浴の入浴時間は?
半身浴での入浴時間は、30分くらいが目安です。長く入りすぎると体に負担がかかってしまうので、疲れず、気持ち良い程度の時間にしましょう。
冬の半身浴のお湯の量は?
半身浴をする際のお湯の量は、お腹のみぞおちくらいの量が目安です。お湯の量が多いと、心臓に負担がかかり、疲れてしまいますので、入れすぎには注意です。
水分補給は忘れずに
半身浴は、比較的長めの入浴時間になります。汗が大量に出ますので、しっかりと水分補給をする必要があります。ここでポイントなのが、入浴前にコップ一杯程度の水分を補給しておくことです。
また、入浴中にも水分を補給できるように、浴室に飲み物を持ち込んでおきましょう。もちろん、入浴後にもしっかりと水分を補給することが大切です。
入浴剤も使ってみよう
冬の半身浴に効果的なのが、入浴剤です。保温効果のある入浴剤を使うと、ぬるめのお湯でもすぐに温まることができます。
また、リラックス効果のある香りの入浴剤もあり、一石二鳥の効果が期待できるのもうれしいところです。
まとめ
今回は、冬の半身浴の寒さ対策についてご紹介しました。冬の浴室は、とにかく寒くなりがちです。浴室や脱衣所を温めて、ヒートショックなど、体への負担を極力減らす工夫をしましょう。
また、半身浴の場合は、上半身が冷えがちですので、乾いたタオルなどを肩に掛けて、体が冷えないようにすることが大切です。そして、お湯の温度もキープすることも忘れずに。
お風呂は、一日の疲れを癒やす最高のリラックスタイムです。半身浴を快適に楽しんで、元気に毎日を過ごしていきましょう!