
みなさん、「水風呂」って利用していますか?
私は、銭湯や温泉に行くと、必ず利用します。
サウナに入る⇒水風呂に入る⇒サウナ⇒水風呂・・・・・・
を、繰り返すんです。とっても気持ちいいですよ!
気持ちいいだけでなく、いろんな効果もありますし。
さて、今回は、そんな「水風呂」の効果と
注意事項について、もっと掘り下げてご紹介します!
もくじ
水風呂とは!?
えぇ、みなさん、もう既にご存じだとは思います。
・・・が、「水風呂」には2通りの読み方があって、
それぞれ意味が異なります。
すい‐ふろ【水風呂】
《茶の湯の道具である「水風炉(すいふろ)」に構造が似るところからという》桶(おけ)の下にかまどを取りつけ浴槽の水を沸かして入る風呂。塩風呂・蒸し風呂などに対していう。すえふろ。
「―の釜をぬきたる科(とが)ゆゑに」〈滑・膝栗毛・初〉みず‐ぶろ〔みづ‐〕【水風呂】
沸かさないで、つめたい水のままの風呂。
水風呂(スイフロ)とは – コトバンク デジタル大辞泉の解説より引用
じつは私、「すいふろ」のほうは知りませんでした・・・
かまどを使うってあたりに、時代を感じますね。
意味としては、現代で言うところの
「普通のお風呂」ってことですね。
一方、「みずぶろ」ですが、こちらは
みなさんご存知の、いわゆる「水風呂」です。
冷たい水のお風呂ですね。
今回ご紹介するのは、もちろん、「みずぶろ」
のほうです。一応、宣言しておきます。
私がよく行く銭湯では、だいたい
18度~20度くらいに温度が保たれています。
私は、これぐらいの温度が好きなのですが、
サウナにこだわる人のなかには、
もっと低い温度を好む方もいるそうです。
水風呂の効果 -交代浴-
水風呂は、温かいお風呂やサウナと
交互に入ること(交代浴)によって、
高い効果を発揮します。
高温⇔低音
を繰り返すことで、体内の器官や神経の
バランスが整うのです。
血行促進
温かいお風呂やサウナに入ると、血管が拡張し、
そこから熱を逃がそうとします。
一方で、冷たい水風呂に入ると、熱を逃がさない
ために、血管が収縮します。
お風呂・サウナと水風呂を交互に繰り返すことで、
血管の拡張と収縮が交互におこなわれ、
血管のポンプ作用が促進されます。
すると、血流が良くなり、不要物・老廃物の
除去がすみやかに行われるようになります。
自律神経が鍛えられる
温かいお風呂・サウナと、水風呂を交互に入ると、
交感神経と副交感神経が刺激されます。
これは、自律神経のトレーニングになり、
新陳代謝の活発化が期待できます。
また、自律神経失調症など、自律神経の
乱れにも効果があるといわれています。
お肌によい
血行がよくなり、新陳代謝が活発になると
お肌の生まれ変わり、すなわち
ターンオーバーが促進されます。
ニキビや肌荒れを防ぎ、キレイなお肌を
保つ効果があります。
ダイエット効果
人は、体温が低くなると、正常な体温に
戻そうとして、脂肪を燃やします。
水風呂に入って体温が下がることで、
脂肪が燃焼し、ダイエット効果を得られます。
注意すること
水風呂は、体に負担がかかります。
安全に楽しむために、注意事項を確認しましょう。
食後・飲酒後すぐには、入らないこと
水風呂というよりは、サウナを含めた
入浴全般に言えることです。
お風呂やサウナに入ると、血行が良くなります。
ふつう、「血行が良くなる」と聞くと、
良いイメージを思い浮かべるのではないでしょうか?
たとえば、
- 血行が良くなって、肩こりが治る
- 血行が良くなって、疲れがとれる
などなど。
事実、これらは、お風呂に入ることによる
メリットで、基本的には「良いこと」です。
ところが、これが「食後や飲酒後」の入浴に
なりますと、血行が良くなることが
マイナスに働いてしまうのです。
まずは食後のケースです。
食後は、食べたもののの消化のために、
血液が、胃や腸などの消化器官に向かいます。
ところが、入浴・サウナなどで血行が良くなると、
そのせいで血液が体全体に分散してしまいます。
本来、消化器官に集中するはずの血液が
分散してしまうため、消化の働きが低下してしまうのです。
続いて、飲酒のケースです。
入浴・サウナなどによって血行が良くなると、
アルコールが体全体に行き渡り、酔いが強くなってしまいます。
また、脳への血流が減少して脳貧血を起こすこともあります。
食後の場合は、ある程度消化が落ち着くまで
入浴を待ちましょう。1時間程度が目安になると思います。
また、飲酒の場合は、量が少ない場合、
たとえば晩酌程度でしたら、同じく1時間程度、
間をあけてから入浴したほうがよいです。
たくさん飲んだ場合は、当日の入浴は控えましょう。
冷たすぎる水風呂には入らない
冷たい水に入ると、心臓に負担がかかります。
心臓に持病のある方、高血圧、高齢者の方は
水風呂に入ることは避けましょう。
できれば、17度以上のものに入るようにしましょう。
サウナ専門店や、サウナの本場、北欧では
もっと冷たい水風呂もあるそうですが、
慣れないうちは、無理は禁物です。
上述のとおり、心臓に負担がかかります。
「これは自分には無理そうだな・・・」と
少しでも思ったなら、やめておきましょう。
水風呂がダメだったとしても、かわりに
冷たいシャワーで体を流す方法もあります。
とにかく、無理は禁物です。
ゆっくり入ること
小学校のプール授業で、先生に
「プールに飛び込んじゃダメだよ!」
と言われたことはありませんか?
急に冷たい水に入ると、血管が収縮し、血圧が上昇して
心臓発作などを起こしてしまうリスクがあるからです。
水風呂もプールと同じです。
入るときは、ゆっくり、足から入りましょう。
そして、入るときは、とくに心臓を意識しましょう。
心臓が、もっとも負担が掛かる器官です。
足からゆっくり入り、心臓が近づいてきたら、
より一層、ゆっくり入るつもりで、意識しましょう。
長時間入り過ぎない
長く入り過ぎると、せっかくお風呂やサウナで
温めたのに、体が芯から冷えてしまいます。
体にも負担がかかります。
1~3分程度で、自分の体調と相談しながら
入浴しましょう。
水風呂しか入らないのはダメ
水風呂は、サウナや温かい湯と交互に入りましょう。
水風呂だけだと、体を冷やすだけです。
冬の寒い時期に、ずっと外にいると、風邪をひきますよね?
それと同じイメージです。
水風呂は、お湯やサウナと交互に入ることによって
効果を最大限に発揮します。
暑い夏などは、湯船やサウナに入るのが
いやになる方もいるかもしれませんが、
体をしっかり温めてから、水風呂に入りましょう。
まとめ
今回は、水風呂の効果と注意事項について
ご紹介しました。
水風呂の効果
- 血行促進
- 自律神経を鍛える
- お肌に良い
- ダイエット効果
注意事項
- 食後・飲酒後は、すぐには入らない
- 冷たすぎる水風呂には入らない
- ゆっくり入る
- 長時間入り過ぎない
- 水風呂だけではダメ
水風呂は、効果も期待できますし、
何より、入るとスッキリします。
しかし、体に負担がかかることも事実です。
注意事項に気をつけて、安全に
水風呂を楽しみましょう!