
寒くなってくると、心配なのが冷え性です。私は足先がよく冷えるので、冬が近づいてくると、少しずつ準備をはじめます。厚手の靴下やカイロを揃えたり、湯たんぽを押入れから出してきたりなどです。
このように、足先を外側から温めるのも大切ですが、体を温める食べ物をたべて、内側から冷えに強いからだを作っていくことも大切です。
今回は、冷え性改善によい、たんぱく質を含んだ食べ物についてご紹介していきます。
もくじ
冷え性改善にたんぱく質が効く理由
冷え性改善のためには、体内で熱を生産し、体を温めなければなりません。たんぱく質が効果的な理由をご紹介していきます。
自律神経のバランス維持
自律神経は、体内の温度調節を担っています。不規則な食事やストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、適切な体温調節ができなくなり、冷え性につながることがあります。
たんぱく質をはじめ、バランスの良い食事をとることが、自律神経を乱れさせないために大切です。
代謝による熱生産
わたしたちのからだは、摂取した食べ物を、体内でエネルギーに変換することで、熱を生み出しています。たんぱく質がアミノ酸に分解される過程で、胃の働きが消化のために活発になることで、熱が生まれます。
筋肉量をキープ
熱は、おもに筋肉から作り出されますので、筋肉量の減少は冷え性の元となってしまいます。たんぱく質は、筋肉の原料となる栄養素ですので、しっかりと摂取して筋肉量を落とさないようにしましょう。
冷え性改善におすすめ!たんぱく質を含んだ食べ物
たんぱく質を多く含んだ、おすすめの食べ物をご紹介していきます。冷え性が気になっている方は、ぜひ、今日の献立に取り入れてみてください!
納豆
納豆には、良質なたんぱく質が含まれています。また、納豆に含まれるナットウキナーゼやビタミンEには、血行をよくする効果があります。
血流がよくなることで、温かい血が手足の先まで巡ることができるようになり、冷え性の改善につながります。
魚介類
お魚には、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。また、サンマやサバなどの青魚には、血行をよくする効果のあるDHA・EPAが豊富にふくまれています。
肉
肉には、たんぱく質が豊富に含まれています。代謝を促進するビタミンB群なども多く含むので、体を温めるのに最適です。レバーや、カロリーの低い鶏肉などがおすすめです。また、ラム肉には、他の肉に比べて代謝を促進する成分が多く含まれており、体を温める効果が高いと言われています。
チーズ
発酵食品のチーズは、体を温める効果があります。発酵食品に含まれる酵素には、代謝を促進する効果があり、熱エネルギーを効率よく生み出すサポートをしてくれます。なお、同じ乳製品の牛乳は、体を冷やすといわれていますので、注意が必要です。
冷え性改善に効くその他の食べ物
冷え性改善には、たんぱく質意外にも効果的な食材があります。血流をよくしたり、代謝を促進したりといった効能のある食べ物を、いくつかご紹介していきます。
ビタミンEを含む食材
ビタミンEには、血管を拡張して血流をよくする効果があり、冷え性改善に効果的なビタミンです。ビタミンEは、ナッツなどの種実類や、魚介類、緑黄色野菜などに多く含まれています。
生姜
生姜に含まれるショウガオールには、新陳代謝を活発にし、体を温める効果があります。ショウガオールは、生姜を加熱することで多く摂取できるため、冷え性改善の場合は加熱して摂取しましょう。
赤ワイン
ワインに含まれるポリフェノールには、血行をよくする効果があり、冷え性改善に効果的です。チーズをつまみながら飲むといいですね。ただし、お酒ですので、飲み過ぎには注意です。
冷え性改善には運動も効果的
冷え性の改善には、運動も効果的です。運動をすると、筋肉が使われることで、熱が生まれます。また、汗をかいて熱を逃がすトレーニングをすることで、自律神経の体温調節機能が整うようになります。
逆に、運動不足な状態は、冷え性になりやすい環境をつくっていることになります。ウォーキングやランニングなど、軽度な運動でかまいませんので、適度に体を動かすことが、冷え性の予防・改善につながります。
まとめ
今回は、冷え性改善にたんぱく質が有効な理由と、おすすめの食べ物をご紹介しました。体内で熱を生み出したり、筋肉量を維持するためには、たんぱく質は不可欠です。
バランス良く、効果的に食事をとることで、体の中を温め、冷え性を予防・改善することは十分可能だと思います。寒い季節には、ぜひ、たんぱく質を意識して摂ってみましょう。
冷え性対策におすすめの記事です。