
この記事では、ハマグリに含まれる栄養と、期待できる効能を書いています。
また、効果アップの食材についても後半で紹介しています。
ハマグリは、お祝いの席などで好んで食べられていますよね。
二枚の貝殻がぴったり重なり合うことから、夫婦円満のシンボルとされています。
そんなハマグリには、豊富なミネラルをはじめ、さまざなま栄養成分が含まれています。
今回は、ハマグリの魅力に、迫っていきます!
もくじ
ハマグリの栄養と期待できる効能
ハマグリをはじめ、貝類にはミネラルが豊富に含まれています。
その他にも、魅力的な成分がたっぷりです。
ここでは、ハマグリに含まれる代表的な栄養成分について紹介します。
【ハマグリの栄養成分】カリウム
カリウムには、体内の塩分濃度を調整したり、余分な水分の排出を促すはたらきがあります。
高血圧や、むくみの予防などに効果的といわれています。
【ハマグリの栄養成分】カルシウム
カルシウムは、じょうぶな骨や歯をつくるのに必要な成分です。
また、神経伝達や、筋肉の収縮をスムーズにするはたらきもあります。
ハマグリには、100gあたり130mgのカルシウムが含まれています。
これは、貝類のなかでもトップクラスのカルシウム量です。
【ハマグリの栄養成分】マグネシウム
マグネシウムは、体内のさまざまな酵素のはたらきをサポートしています。
その数、なんと300以上ともいわれています。
また、3大栄養素の代謝促進や、カルシウムの吸収を助けたりもしています。
マルチな活躍をしてくれる、重要な成分です。
ハマグリには、100gあたり81mgのマグネシウムが含まれています。
これは、貝類のなかでもトップクラスのマグネシウム量です。
【ハマグリの栄養成分】鉄分
鉄分は、血液に含まれるヘモグロビンの主な材料です。
酸素を体全体に運ぶ役割を果たしています。
このため、不足すると貧血などを引き起こすことがあります。
【ハマグリの栄養成分】亜鉛
亜鉛は、体内のさまざまな酵素の成分となります。
細胞の生成や、ホルモンの合成・分泌、神経系の働きを維持するはたらきがあります。
そのほかにも、味覚を正常に保ったり、ビタミンCとともにコラーゲンの生成に関与しています。
【ハマグリの栄養成分】ビタミンB12
ビタミンB12は、おもに動物性食品に含まれるビタミンです。
貝類には、このビタミンB12が多く含まれています。
ビタミンB12は、葉酸と協力しながら、赤血球を作っています。
不足すると、貧血を引き起こすことがあります。
また、生活リズムを整える「メラトニン」というホルモンの量を調節しています。
ハマグリには、100gあたり28.4µgのビタミンB12が含まれています。
これは、貝類のなかでもトップクラスのビタミンB12量です。
【ハマグリの栄養成分】タウリン
栄養ドリンクのCMでよく聞くタウリンは、肝機能をサポートするはたらきがあります。
二日酔いや悪酔い対策などで、ぜひとも補給したい成分です。
このほかにも、血液サラサラ効果や、中性脂肪を減らすはたらきもあります。
ハマグリ、あさりなどの貝類や、イカ・タコなどに多く含まれています。
ハマグリの効果アップ食材とレシピ
これまで紹介してきたとおり、ハマグリには、ミネラルをはじめ、さまざまな栄養成分が含まれています。
ここからは、ハマグリの栄養成分と相性の良い、効果アップが期待できる食べ物を紹介していきます。
ビタミンCの多い食べ物
ビタミンCには、鉄分の吸収をアップさせる効果があります。
ハマグリには鉄分が含まれていますので、相性バツグンです。
ビタミンCの多い食べ物は、以下のとおりです。
野菜類
- ピーマン
- ゴーヤ
- ブロッコリー
- キャベツ
- トマト
果物類
- いちご
- オレンジ
- グレープフルーツ
- キウイ
- 柿
こちらの記事も参考になるかと思います。
ビタミンCの多い果物ランキング!身近なフルーツで豊富なのは?
参考までに、ハマグリとトマトを使ったレシピがありましたので、紹介します。
トマトのビタミンCとハマグリの鉄分は相性が良く、貧血対策におすすめです。
ハマグリのトマトソーススパゲッティ by ナガノトマトキッチン
果物は、食後のデザートなどで取り入れやすいかと思います。
とくに、オレンジやキウイなどは、年中売られていますので、お求めやすいかと思います。
カルシウムの多い食べ物
ハマグリに多く含まれるマグネシウムは、カルシウムの吸収をサポートしてくれます。
ぜひ、カルシウムの多い食べ物と一緒に食べたいところです。
カルシウムの多い食べ物は、以下のとおりです。
魚介類
- ししゃも
- 桜えび
- さば
- いわし
- 煮干し
乳製品
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
海藻類
- ひじき
- わかめ
- こんぶ
こちらの記事も参考になるかと思います。
参考までに、ハマグリのミルクスープのレシピがありましたので、紹介します。
カルシウム豊富な牛乳と、ハマグリのマグネシムは相性が良いです。
ブロッコリーなど、ビタミンCの多い野菜を入れると、鉄分の吸収率アップも期待できます。
蛤と野菜で♡ほっこり味噌ミルクスープ by ★*RikO*★
ハマグリと相性の悪い食べ合わせ
ハマグリに含まれるアノイリナーゼという酵素は、ビタミンB1を破壊してしまいます。
ビタミンB1は、糖質の代謝を促進するはたらきがあり、疲労回復などに効果的です。
ビタミンB1からパワーをもらいたいときは、要注意ですね。
ただし、アノイリナーゼは熱に弱いため、加熱調理すれば問題ありません。
注意したいのが、お寿司やお刺身など、加熱調理せずにハマグリを食べるときです。
ビタミンB1を含む食べ物とは、相性が悪くなるため注意です。
ちなみに、ビタミンB1を多く含むのは、肉類や、タラコ、イクラ、ウナギなどです。
とくに、イクラなどは、お寿司で一緒に食べる機会もあるかと思います。
あまり神経質になる必要はない気はしますが・・・頭の片隅に入れておくといいかもです。
まとめ
ハマグリをはじめ、貝類にはミネラルがたっぷり含まれています。
とくにハマグリは、カルシウム、マグネシウムが貝類トップクラスです。
血液のつくるビタミンB12も豊富に含まれています。
ビタミンCやカルシウムを含む食べ物が、ハマグリと相性が良いです。
うまく組み合わせて、効果アップを狙うのがオススメです♪
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