
貝類には、たくさんの栄養成分が含まれています。
こちらの記事では、ビタミンB12の多い貝類ランキングTOP10を紹介します!
ビタミンB12は、葉酸と協力しながら、赤血球を作っています。
不足すると、貧血を引き起こすことがあります。
また、生活リズムを整える「メラトニン」というホルモンの量を調節しています。
このため、睡眠障害の改善にも効果的です。
ビタミンB12を多く含むのは、基本的に、動物性食品のみです。
ビタミンB12を豊富に含む貝類で、しっかり補給していきましょう!
ランキング基準について
100グラムあたりに含まれるビタミンB12量で順位をつけています。
成分量は、日本食品標準成分表2015年度版(七訂)の値を参照しています。
基本的に、「生」のもののデータを参照しています。
もくじ
【ビタミンB12の多い貝類】10位
10位にランクインしたのは、タニシです。
100gあたりの含有量は、17.8 µgです。
田んぼや池などでよく見られるタニシがランクインです。
じつは、タニシには多くの栄養が詰まっています。
とくに、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄分といったミネラルの含有量は、いずれも貝類トップクラスです。
ただし、泥臭さが残りやすいのがネックです。
きちんとした泥抜きや、臭みを消す工夫が必要になります。
また、淡水に生息しているため、寄生虫にも注意です。
かならず、火をしっかり通してから食べる必要があります。
【ビタミンB12の多い貝類】9位
画像引用元:チョウセンハマグリ生貝
9位にランクインしたのは、チョウセンハマグリです。
100gあたりの含有量は、19.1 µgです。
チョウセンという名前がついていますが、じつは国産の貝です。
宮崎県の日向灘に、おもに生息しているそうです。
普通のハマグリよりもサイズが大きく、殻も厚いです。
ビタミンB12のほかに、カルシウムや鉄分などのミネラルを多く含みます。
【ビタミンB12の多い貝類】8位
画像引用元:サルボウガイの血
8位にランクインしたのは、サルボウ(味付け缶詰)です。
生のデータが無かったので、缶詰の含有量を参照しています。
100gあたりの含有量は、24.9 µgです。
サルボウは、アカガイとよく似た二枚貝です。
血液には、私たち人間と同じく、ヘモグロビンが含まれています。
このため、中身の色が赤くなっています。
小さめな貝ですが、亜鉛や鉄分、カルシウムを多く含んでいます。
【ビタミンB12の多い貝類】7位
7位にランクインしたのは、カキ(養殖)です。
100gあたりの含有量は、28.1 µgです。
カキは、栄養たっぷりな貝です。
亜鉛やカルシウムの含有量は、貝類トップクラスです。
また、肝機能をサポートしてくれるタウリンも豊富です。
中身が乳白色なのと、栄養豊富なことから、「海のミルク」と呼ばれることもあります。
カキの詳しい栄養については、こちらの記事で紹介しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
【ビタミンB12の多い貝類】6位
6位にランクインしたのは、ハマグリです。
100gあたりの含有量は、28.4 µgです。
二枚の貝殻がぴったり重なり合うことから、夫婦円満のシンボルとされています。
お祝いの席などで、好んで食べられていますよね。
ビタミンB12のほかに、亜鉛やマグネシウム、鉄分などのミネラルを多く含んでいます。
貝類のなかだと、とくにカルシウムの量が多いです。
詳しくは、こちらの記事でまとめています。
ハマグリと相性の良い食材も紹介していますので、あわせてご覧ください。
【ビタミンB12の多い貝類】5位
5位にランクインしたのは、ホッキガイです。
100gあたりの含有量は、47.5 µgです。
ホッキガイといえば、鮮やかなピンク色です。
湯通しすると、色が変わってこんな感じになります。
スーパーやお寿司で並ぶホッキガイは、ほとんどが湯通ししたものです。
亜鉛、マグネシウム、カリウム、カルシウム、鉄分など、たくさんのミネラルを多く含んでいます。
【ビタミンB12の多い貝類】4位
4位にランクインしたのは、アサリです。
100gあたりの含有量は、52.4 µgです。
汁物やパスタ、パエリアなど、さまざまな料理で使われていますね。
わたしたちにとって、おなじみの貝だと思います。
ビタミンB12のほかに、カルシウムや鉄分などを多く含んでいます。
とくに、マグネシウムとタウリンの含有量は、貝類トップクラスです。
アサリの栄養成分については、こちらで詳しく紹介しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
【ビタミンB12の多い貝類】3位
3位にランクインしたのは、アカガイです。
100gあたりの含有量は、59.2 µgです。
8位のサルボウと同じく、血液にはヘモグロビンが含まれています。
このため、中身が赤色になっています。
なお、血液にヘモグロビンが含まれるのは、貝類では珍しいそうです。
ビタミンB12のほかに、鉄分やカリウムを多く含みます。
貧血対策におすすめの貝です。
【ビタミンB12の多い貝類】2位
画像引用元:玉島魚市場 お魚情報
2位にランクインしたのは、アゲマキです。
100gあたりの含有量は、59.4 µgです。
アゲマキという名前は、昔の人の髪型から付けられたそうです。
弥生時代の人みたいな、髪を左右に分けて、途中で結んでいる感じの髪型です。
(伝わりにくかったら、すみません・・・)
国産のものは少ないそうで、ほとんどが韓国・中国などからの輸入モノだそうです。
貝類のなかですと、ビタミンB12のほかに、カルシウムや鉄分、ナトリウムを多く含んでいます。
【ビタミンB12の多い貝類】1位
そして、1位にランクインしたのは、シジミです!
100gあたりの含有量は、68.4 µgです。
わたしたちにとって、1番身近な貝かもしれません。
お味噌汁やパスタなど、色んな料理で使われていますよね。
栄養面でも優れており、カルシウムや鉄分、亜鉛を多く含みます。
また、肝機能をサポートするオルニチンもたっぷりです。
なお、しじみの栄養成分については、以下の記事で紹介しています。
こちらも、あわせてご覧ください。
【ビタミンB12の多い貝類】順位表
これまでのランキングを、わかりやすく表にまとめました。
ぜひ、振り返ってみてください♪
順位 | 名称 | µg/100 g |
---|---|---|
1 | しじみ 生 | 68.4 |
2 | あげまき 生 | 59.4 |
3 | あかがい 生 | 59.2 |
4 | あさり 生 | 52.4 |
5 | ほっきがい 生 | 47.5 |
6 | はまぐり 生 | 28.4 |
7 | かき 養殖 生 | 28.1 |
8 | さるぼう 味付け缶詰 | 24.9 |
9 | ちょうせんはまぐり 生 | 19.1 |
10 | たにし 生 | 17.8 |
まとめ
以上、ビタミンB12の多い貝類ランキングでした!
シジミやアサリなど、おなじみの貝類が上位に入っていましたね。
食事にも取り入れやすいかと思います。
ビタミンB12は、赤血球の生成や、メラトニンの分泌量調整など、さまざまなはたらきをしています。
ビタミンB12たっぷりの貝類で、バランス良く補給していきましょう!