
貝類には、たくさんのミネラルが含まれています。
こちらの記事では、亜鉛の多い貝類ランキングTOP10を紹介します!
亜鉛は、体内のさまざまな酵素の成分となります。
細胞の生成や、ホルモンの合成・分泌、神経系の働きを維持するはたらきがあります。
そのほかにも、味覚を正常に保ったり、ビタミンCとともにコラーゲンの生成に関与しています。
亜鉛たっぷりの貝類で、しっかりと補給していきましょう!
ランキング基準について
100グラムあたりに含まれる亜鉛量で順位をつけています。
成分量は、日本食品標準成分表2015年度版(七訂)の値を参照しています。
基本的に、「生」のもののデータを参照しています。
もくじ
【亜鉛の多い貝類】10位
10位にランクインしたのは、ハマグリです。
100gあたりの含有量は、1.7 mgです。
二枚の貝がぴったり重なり合うことから、夫婦円満のシンボルとされています。
お祝いの席などで、好んで食べられていますよね。
亜鉛のほかに、マグネシウムや鉄分など、多くのミネラルを含んでいます。
貝類のなかだと、とくにカルシウムの量が多いです。
詳しくは、こちらの記事でまとめています。
ハマグリと相性の良い食材も紹介していますので、あわせてご覧ください。
【亜鉛の多い貝類】9位
成分量が同じものが2つありましたので、順に紹介します。
100gあたりの含有量は、1.8 mgです。
1つ目
まず1つ目は、ホッキガイです。
ピンク色が鮮やかですよね。
湯通しすると、色が変わってこんな感じになります。
スーパーやお寿司で並ぶホッキガイは、ほとんどが湯通ししたものです。
亜鉛のほかにも、マグネシウム、カリウム、カルシウム、鉄分など、たくさんのミネラルを多く含みます。
2つ目
画像引用元:ねっとで水族館
続いて2つ目は、バカガイです。
青柳(アオヤギ)とも呼ばれています。
「バカガイ」という、ちょっとアレな名前の由来は、諸説あるそうです。
- かつて大量に漁獲されたので、「バカみたいに獲れる」貝
- 馬鹿な人が、ハマグリと勘違いして喜ぶ貝
- 貝殻が壊れやすいので「破家」貝
- 場所をよく変えるので「場変(え)」貝
などなど。面白いですね。
多くのアミノ酸を含んでおり、旨味成分のグルタミン酸も豊富です。
カリウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。
【亜鉛の多い貝類】8位
8位にランクインしたのは、サザエです。
100gあたりの含有量は、2.2 mgです。
サザエの名前の由来は、「ささ(小さな)」「え(家)」とも言われています。
貝殻をかぶっている姿は、たしかにそう見えますね。
亜鉛のほかに、ビタミンB1やカリウム、タウリンなどを含んでいます。
また、旨味成分のコハク酸を豊富に含み、濃厚なダシが出ます。
【亜鉛の多い貝類】7位
7位にランクインしたのは、シジミです。
100gあたりの含有量は、2.3 mgです。
とっても身近な貝がランクインしました。
お味噌汁やパスタなど、色んな料理で使われていますよね。
栄養面でも優れており、カルシウムや鉄分、亜鉛を多く含みます。
また、肝機能をサポートするオルニチンもたっぷりです。
とくに、貝類のなかではビタミンB12、鉄分の量がトップクラスです。
貧血対策などにもおすすめです。
なお、しじみの栄養成分については、以下の記事で紹介しています。
こちらも、あわせてご覧ください。
【亜鉛の多い貝類】6位
6位にランクインしたのは、ホタテガイです。
100gあたりの含有量は、2.7 mgです。
シジミと同じく、こちらもおなじみの貝ですね。
鍋や刺身、お寿司など、さまざまな料理で使われています。
旨味成分のグルタミン酸や、甘みをもつグリコーゲンを多く含んでいます。
また、カリウムやタウリンも多く、栄養たっぷりです。
ホタテの栄養については、こちらの記事でまとめています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
【亜鉛の多い貝類】5位
画像引用元:サルボウガイの血
5位にランクインしたのは、サルボウ(味付け缶詰)です。
生のデータが無かったので、缶詰の含有量を参照しています。
100gあたりの含有量は、4.1 mgです。
サルボウは、アカガイとよく似た二枚貝です。
アカガイと同じく、血液にはヘモグロビンが含まれています。
このため、血液の色が赤くなっています。
サイズは小さめですが、亜鉛をはじめ、鉄分やカルシウムを多く含みます。
【亜鉛の多い貝類】4位
4位にランクインしたのは、タイラガイ(貝柱)です。
100gあたりの含有量は、4.3 mgです。
タイラギとも呼ばれています。
日本に生息する二枚貝のなかでも、かなり大きく成長します。
大きいものだと、なんと30センチくらいにもなるそうです。
脂肪分やコレステロールが少なく、高たんぱくな貝です。
また、肝機能をサポートするタウリンも豊富です。
【亜鉛の多い貝類】3位
画像引用元:オゴクダの貝
3位にランクインしたのは、イタヤガイ(養殖)です。
100gあたりの含有量は、6.1 mgです。
イタヤガイは、ホタテガイに似た二枚貝です。
脂質が少なく、高たんぱくな貝です。
亜鉛のほかに、カリウムやタウリンを多く含んでいます。
【亜鉛の多い貝類】2位
2位にランクインしたのは、タニシです。
100gあたりの含有量は、6.2 mgです。
タニシには多くの栄養が詰まっています。
亜鉛をはじめ、カルシウム、マグネシウム、鉄分の含有量が、貝類トップクラスです。
ただし、泥臭さが残りやすいのがネックです。
徹底した泥抜きや、臭みを消す工夫が必要になります。
また、淡水に生息しているため、寄生虫にも気をつけなければなりません。
【亜鉛の多い貝類】1位
1位にランクインしたのは、カキ(養殖)です。
100gあたりの含有量は、13.2 mgです。
2位とダブルスコアをつけての、1位獲得でした。
カキは「海のミルク」と呼ばれることがあります。
中身が乳白色なのと、牛乳のように多くの栄養を含んでいるためです。
亜鉛やカルシウムの含有量は、貝類トップクラスです。
また、肝機能をサポートしてくれるタウリンも豊富です。
カキの詳しい栄養については、こちらの記事で紹介しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
【亜鉛の多い貝類】順位表
これまでのランキングを、わかりやすく表にまとめました。
ぜひ、振り返ってみてください♪
順位 | 名称 | mg/100 g |
---|---|---|
1 | かき 養殖 | 13.2 |
2 | たにし | 6.2 |
3 | いたやがい 養殖 | 6.1 |
4 | たいらがい 貝柱 | 4.3 |
5 | さるぼう 味付け缶詰 | 4.1 |
6 | ほたてがい | 2.7 |
7 | しじみ | 2.3 |
8 | さざえ | 2.2 |
9 | ばかがい | 1.8 |
9 | ほっきがい | 1.8 |
10 | はまぐり | 1.7 |
まとめ
以上、亜鉛の多い貝類ランキングでした!
カキが、ダントツで含有量が多いですね。
ホタテやシジミなどは、食事に取り入れやすいかと思います。
亜鉛は、体内の酵素のはたらきをサポートしています。
ほかにも、細胞の生成、ホルモンの合成、コラーゲンの生成など、幅広い活躍をしています。
亜鉛たっぷりの貝類で、バランス良く亜鉛を補給していきましょう!
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