
貝類には、たくさんのミネラルが含まれています。
こちらの記事では、マグネシウムの多い貝類ランキングTOP10を紹介します!
マグネシウムは、体内のさまざまな酵素のはたらきをサポートしています。
その数、なんと300以上ともいわれています。
また、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を促進するはたらきもあります。
カルシウムの骨への沈着を助け、じょうぶな骨づくりにも貢献しています。
マグネシウムたっぷりの貝類で、しっかりと補給していきましょう!
ランキング基準について
100グラムあたりに含まれるマグネシウム量で順位をつけています。
成分量は、日本食品標準成分表2015年度版(七訂)の値を参照しています。
基本的に、「生」のもののデータを参照しています。
もくじ
【マグネシウムの多い貝類】10位
画像引用元:クロダイ釣りの科学(房総)
10位にランクインしたのは、イガイです。
100gあたりの含有量は、73 mgです。
イガイは、ムール貝とよく煮た、黒い二枚貝です。
なお、ムール貝は外来種ですが、イガイは、もとから日本に生息している在来種です。
チヌ(黒鯛)の大好物で、釣りのエサとしても使われています。
鉄分、カリウムなどのミネラルを多く含みます。
また、旨味成分のグルタミン酸を多く含み、良いダシがとれます。
【マグネシウムの多い貝類】8位
成分量が同じものが2つありましたので、順に紹介します。
100gあたりの含有量は、74 mgです。
1つ目
まず1つ目は、カキ(養殖)です。
カキは「海のミルク」と呼ばれることがあります。
ミルクのような乳白色をしているのと、牛乳のように、多くの栄養を含んでいるためです。
実際に、カルシウムや亜鉛の含有量は、貝類トップクラスです。
また、肝機能をサポートしてくれるタウリンも豊富です。
カキの詳しい栄養については、こちらの記事で紹介しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
2つ目
画像引用元:オゴクダの貝
続いて2つ目は、イタヤガイです。
イタヤガイは、ホタテガイに似た二枚貝です。
養殖がさかんなホタテガイに比べると、あまり流通していません。
脂質は少なく、たんぱく質が豊富です。
マグネシウムのほかに、亜鉛やカリウムを多く含みます。
【マグネシウムの多い貝類】6位
成分量が同じものがあったため、7位を飛ばして6位からの紹介です。
6位には、2つの貝類が同量で並んでいます。
100gあたりの含有量は、75 mgです。
1つ目
画像引用元:香川の魚
まず1つ目は、ミルガイ(水管)です。
ミルガイは、とても高価な二枚貝です。
ネットショップで検索すると、1キロ6000円以上するものもあります。
貝殻から飛び出た部分は、水管と呼ばれています。
この水管が、とても美味しいそうです。
2つ目
続いて2つ目は、ホッキガイです。
ホッキガイは、湯通しすると鮮やかなピンク色になります。
店頭やお寿司のホッキガイは、湯通しされたピンク色のものが多いです。
マグネシウムのほかに、カリウムやカルシウム、鉄分などを豊富に含みます。
【マグネシウムの多い貝類】5位
5位にランクインしたのは、タニシです。
100gあたりの含有量は、77 mgです。
意外(?)なことに、タニシには多くの栄養が詰まっています。
貝類のなかですと、マグネシウムをはじめ、カルシウム、鉄分、亜鉛の含有量がトップクラスです。
ただし、泥臭さが残りやすいのがネックです・・・。
調理するときは、徹底した泥抜きが必要です。
臭みを抑える香辛料なども使いたいところです。
また、淡水に生息しているため、寄生虫などに気をつける必要があります。
【マグネシウムの多い貝類】4位
4位にランクインしたのは、ハマグリです。
100gあたりの含有量は、81 mgです。
潮干狩りの定番といえば、ハマグリですよね。
二枚の貝がぴったり重なり合うことから、夫婦円満のシンボルとして、祝いの席などで好んで食べられています。
マグネシウムや鉄分、亜鉛など、多くのミネラルを含んでいます。
貝類のなかだと、とくにカルシウムの量が多いです。
詳しくは、こちらの記事でまとめています。
ハマグリと相性の良い食材も紹介していますので、あわせてご覧ください。
【マグネシウムの多い貝類】3位
3位にランクインしたのは、バイガイです。
100gあたりの含有量は、84 mgです。
バイガイは、つぶ貝に似た巻き貝です。
マグネシウムのほかに、カリウムやタウリンを多く含んでいます。
なお、バイガイを調理する際は、注意が必要です。
「唾液腺」という箇所には、テトラミンという毒素が含まれているそうです。
調子する際には、この唾液腺を、必ず取り除く必要があります。
以下のサイトで、取り除き方が詳しく紹介されています。
バイガイを調理する際は、確認しておきましょう。
エゾボラモドキ(バイ貝)によるテトラミン食中毒について|和歌山県
【マグネシウムの多い貝類】2位
2位にランクインしたのは、ツブガイです。
100gあたりの含有量は、92 mgです。
スーパーなどでも見かける、わりとおなじみの貝ですね。
マグネシウムのほかに、カルシウムも多く含みます。
また、旨味成分のグルタミン酸も豊富です。
ただし、バイガイと同じように、唾液腺には、「テトラミン」という毒が含まれています。
このため、調理の際は、しっかりと取り除く必要があります。
【マグネシウムの多い貝類】1位
1位にランクインしたのは、アサリです。
100gあたりの含有量は、100 mgです。
アサリは、わたしたちのとって、なじみの深い貝だと思います。
汁物やパスタなど、さまざまな料理で使われていますね。
マグネシウムのほかに、カルシウム、鉄分、ビタミンB12などを含んでいます。
とくに、マグネシウムとタウリンの含有量は、貝類トップクラスです。
アサリの栄養成分については、こちらで詳しく紹介しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
【マグネシウムの多い貝類】順位表
これまでのランキングを、わかりやすく表にまとめました。
ぜひ、振り返ってみてください♪
順位 | 名称 | mg/100 g |
---|---|---|
1 | あさり | 100 |
2 | つぶ | 92 |
3 | ばい | 84 |
4 | (はまぐり類) はまぐり | 81 |
5 | たにし | 77 |
6 | ほっきがい | 75 |
6 | みるがい 水管 | 75 |
8 | いたやがい 養殖 | 74 |
8 | かき 養殖 | 74 |
10 | いがい | 73 |
まとめ
以上、マグネシウムの多い貝類ランキングでした!
アサリやツブガイ、ハマグリなど、おなじみの貝が上位にランクインしていましたね。
マグネシウムは、3大栄養素の代謝サポートや、体内の酵素のはたらきを高めてくれます。
また、カルシウムの骨への沈着を助け、じょうぶな骨づくりをサポートしています。
マグネシウムたっぷりの貝類などで、バランス良く補給していきましょう!
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