
鮮やかなピンク色の桜えびは、料理に彩りを与えてくれます。
桜えびひとつで、いっきに鮮やかになりますよね。
じつは、桜えびは彩りだけではありません。
小さな体には、たっぷりの栄養を含んでいます。
そんな桜えびの栄養や、期待できる効能、おすすめのレシピなどを紹介していきます♪
もくじ
桜えびの栄養成分と期待できる効能
桜えびの栄養で注目したいのが、なんといってもカルシウムの多さです。
そのほかにも、アスタキサンチンやDHA、タウリンなど、魚介類ならではの栄養成分も多く含んでいます。
それでは、桜えびに含まれる、おもな栄養成分を見ていきましょう。
【桜えびの栄養成分】カルシウム
桜えびといえば、豊富なカルシウム量です。
100グラムあたりのカルシウム量は、すべての食品の中でもトップクラスです。
たとえば、牛乳と比較してみますと・・・
- 普通牛乳 :110 mg
- 桜えび/生 :630 mg
- 桜えび/素干し:2000 mg
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より引用
なんと、生の桜えびは、牛乳の6倍!
素干しの桜えびですと、18倍ものカルシウム量です。
もっとも、これは100グラムあたりの含有量です。
桜えびを1度に100グラムも食べることは・・・まず無いかと思います。
カルシウム吸収率も、牛乳のほうが高いです。
ですが、それを差し引いたとしても・・・
桜えびのカルシウム量がズバ抜けているのは変わりません。
ちなみに、1日あたりのカルシウム推奨量は・・・
成人男性で650~800 mg、女性で650 mgといわれています。
※厚生労働省【日本人の食事摂取基準 2015年度版】より
カルシウムは、骨や歯の成長や健康維持に欠かせない成分です。
毎日の食事などで、しっかりと補給したいですね。
【桜えびの栄養成分】アスタキサンチン
桜えびといえば、その名のとおり、鮮やかな赤ピンク色ですよね。
あのキレイな色は、アスタキサンチンという色素成分に由来しています。
アスタキサンチンは、えびやカニなどの体内に蓄えられる色素です。
強い抗酸化作用をもっているのが特徴です。
その強さは、ビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍ともいわれています。
老化の原因となる、活性酸素を抑制するはたらきがあります。
このため、美肌・アンチエンジングに効果的といわれています。
また、アスタキサンチンの強い抗酸化作用は、眼精疲労にも効果的だといわれています。
目の疲れが気になる方や、パソコン作業などが多い方におすすめです。
【桜えびの栄養成分】タウリン
栄養ドリンクのCMなどで、よく聞くタウリン。
えびやカニなどの甲殻類や、貝類、イカ・タコなどに多く含まれています。
タウリンは、肝機能を強化するはたらきがあります。
アルコール分解を助けるため、二日酔いの予防に効果的です。
【桜えびの栄養成分】DHA
DHAは、魚介類の油に含まれる脂肪酸です。
脳や神経の発達に役立つといわれている、重要な成分です。
そんな必須レベルのDHAですが、残念なことに、体内で生成することができません。
なので、食事などで摂取していくしかありません。
桜えびにはDHAが含まれていますので、バッチリ補給することができます。
また、DHAには中性脂肪やコレステロールを下げる効果があるといわれています。
お腹まわりが気になる方にも、おすすめですね。
今では「中性脂肪、コレステロールの低下効果」に加え、「アトピーやアレルギー、がん(癌)への効果」も認められるようになっています。
桜えびの栄養を活かす!おすすめレシピ
これまで紹介してきたとおり、桜えびには、たくさんの栄養が含まれています。
それらの栄養を活かす、おすすめのレシピをいくつか紹介していきます。
桜えびと小松菜の味噌汁
小松菜は、桜えびと同じく、カルシウムの多い野菜です。
一緒に食べることで、たくさんのカルシウムを摂取できます。
おすすめなのが、お味噌汁に入れて食べること。
毎日のお味噌汁が、カルシウムたっぷりになります♪
材料 (2人分)
- 小松菜(1~2センチカット):2~3株
- 桜えび:2~3つまみ
- お出汁(顆粒だしでもOK):300 cc
- 味噌:小さじ1~お好みで
詳しいレシピはこちら
桜えびとキャベツの炒め物
副菜をもう一品加えたいときは、キャベツと一緒に炒めましょう。
ニンニクやブラックペッパーなどを加えると、良いアクセントになります。
材料(1~2人分)
- 桜えび:お好み(大さじ1くらい)
- キャベツ:葉2~3枚
- 塩昆布:お好み
- ごま油:小さじ1~2
- 塩コショウ:お好み
こちらのレシピがおすすめです♪
キャベツには、胃腸の調子を整えてくれるビタミンUが多く含まれています。
ビタミンCやビタミンKも含まれていますので、美容にも効果的です。
桜えびに含まれていないビタミンを、キャベツで補いましょう。
まとめ
桜えびには、たくさんのカルシウムが含まれています。
骨や葉の成長や健康維持におすすめです。
また、高い抗酸化作用が期待できるアスタキサンチンも含まれています。
美容・アンチエンジングにもおすすめです。
そのほかにも、タウリン、DHAなど、魚介類ならではの成分も含まれています。
彩りや旨味を加えることもできますので、色んな料理に活用してみましょう♪