
秋の味覚といえば、やはり「きのこ」です。
人工栽培の発展により、1年を通して流通するようになったものの、やはり旬のキノコは格別です。
さて、キノコといえば、シイタケやシメジ、マイタケなどが有名ですが・・・
今回ご紹介するのは「ヒラタケ」です。
ちょっとマイナーなイメージがありますが・・・
きのこ類のなかでも多くの栄養を含む、魅力的なきのこなんです。
今回は、ヒラタケの栄養や効能、おすすめの食べ合わせなどを紹介していきます。
秘められたヒラタケのパワーを、見ていきましょう!
もくじ
ヒラタケの栄養と効能
ヒラタケには、きのこ類のなかでも、ビタミンB群やビタミンD、ナイアシンやパントテン酸などが多く含まれています。
そのうえ、カロリーも少ないので、ダイエット中でも比較的安心して食べられます。
これらの成分は、以下のような効果・効能が期待できます。
ビタミンB群
ヒラタケに多く含まれるビタミンB1、B2は、エネルギー代謝をサポートします。
活動するためのエネルギーを効率よく生み出し、疲労回復を助けます。
ビタミンD
ヒラタケをはじめ、きのこ類にはビタミンDが多く含まれます。
ビタミンDには、カルシウムの吸収を助けるはたらきがあります。
お魚など、カルシウムが豊富な食べ物と合わせることで、効率よくカルシウムを摂取することができます。
骨や歯の強化や、骨粗しょう症予防などにも効果的です。
ナイアシン
ヒラタケには、きのこ類のなかでも多くのナイアシンが含まれています。
ナイアシンは、糖質や脂質、たんぱく質を代謝する酵素のはたらきをサポートします。
また、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助けてくれるので、二日酔いの予防・対策にも効果的です。
ほかにも、ストレスなど精神的なダメージを軽減するはたらきもあるといわれており、サプリメントにも使われています。
パントテン酸
パントテン酸は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わる「コエンザイムA」をサポートします。
また、抗ストレスホルモンの合成を助けるため、ストレスの軽減にも効果的です。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすはたらきもあるため、生活習慣病予防にもおすすめです。
霜降りひらたけの栄養・効能
霜降りひたらけは、食用きのこの製造で有名なホクトが販売しています。
国産のヒラタケと、西洋のヒラタケを交配して生まれたものです。
最近だと、スーパーにもよく並んでいますし、CMでも話題ですよね。
肉厚でジューシー。味や食感も良いということで評判です。
霜降りひたらけには、ビタミンB群や食物繊維が多く含まれているそうです。
ビタミンB群には、疲労回復に効果的といわれています。
また、食物繊維には、腸内環境を整えるはたらきがあります。
美容・健康に役立つ、注目のキノコですね。
美容ビタミンと呼ばれるビタミンB群や食物繊維を豊富に含み、美容や健康にも役立ちます。
引用元:霜降りひたらけ|HOKTO
ヒラタケの効果・効能を高める食べ合わせ
上でも紹介したとおり、ヒラタケにはさまざまな効果・効能があります。
ここでは、ヒラタケのパワーを、より高める食べ合わせをいくつか紹介します。
ヒラタケは硫化アリルと一緒に
ニンニクやニラ、タマネギなどのにおい成分「硫化アリル」には、ビタミンB1の体内への吸収率を高めるはたらきがあります。
エネルギー代謝が促進されるため、疲労回復に効果的です。
疲れが溜まったと感じたときは、ニラやニンニクなどと合わせてみましょう。
こちらのレシピのように、炒め物にするのもオススメです。
ヒラタケはカルシウムと一緒に
上でも紹介しましたが、ビタミンDには、カルシウムの吸収率を高める効果があります。
お魚と一緒に食べたり、チーズや生クリームなどを使った料理にすることで、さらに吸収率を高めることができます。
骨や歯を強くしたいときにおすすめの食べ合わせです。
ヒラタケの選び方・保存方法
ヒラタケを選ぶときは、かさにツヤとハリがあるものを。
また、茎の太さが均一なものがおすすめです。
保存する際は、乾燥させないように注意です。
ラップで包むか、パックまたは袋のまま冷蔵庫に入れて保管しましょう。
ただし、あまり日持ちはしませんので、なるべく早く食べきりましょう。
ヒラタケが「しめじ」として売られていた!?
かつて、びん栽培されたヒラタケが、「しめじ」として売られていました。
しめじといえば、「香り松茸味しめじ」といわれるくらい、人気のキノコです。
その人気や知名度にあやかろうとしていたのでしょうか・・・
その後、今度はブナシメジが「ほんしめじ」の名で販売されるようになり、次第にヒラタケは姿を消していったそうです。
なお、現在ではブナシメジが「ほんしめじ」を名乗ることも禁止されています。
シメジについては、こちらで解説しています
栄養や効能、名前のトラブルについても紹介しています。
まとめ
今回は、ヒラタケの栄養や効能、効果的な食べ合わせなどについて紹介しました。
きのこ類のなかでも、ビタミンB群やナイアシン、パントテン酸などを多く含みます。
疲労回復や悪酔い予防、イライラの解消などにおすすめです。
またニンニクやニラ、魚介類などと合わせることで、さらなる効果アップが望めます。
ちょっとマイナーなイメージのあるヒラタケですが、とっても魅力的なキノコです。
シイタケやシメジも美味しいですが、ヒラタケもぜひ手にとって見てはいかがでしょうか?
ひらたけにはない、「消化吸収できるβ‐グルカン」が摂取できる姫マツタケのサプリもあります。
お求めやすいトライアル版もありますので、ぜひお試し下さい♪
他のキノコについても書いています。
シイタケ、シメジ、エノキ、マイタケなどなど。
各種キノコの栄養や効能についてまとめています。