
この記事では、ビタミンEの多い果物を、ランキング形式で紹介します。
ビタミンEを摂りたいときや、果物ついて知りたいとき。
少しでも参考になれば、嬉しいです!
ランキング基準や対象について
日本食品標準成分表(文部科学省HP掲載)の、可食部100gあたりのビタミンE(α-トコフェロール)含有量を、順位の基準にしています。
なお、加工品はランキング対象外としています。
もくじ
ビタミンEの多い果物ランキングTOP10
それでは、TOP10ランキングを紹介していきましょう。
含有量が同じ果物があったため、9位からのスタートとなります!
9位
9位には、同じ含有量の果物が2つありました。
それぞれ、順番に紹介していきます。
1つ目
1つ目は、あんずです!
可食部100gあたりの含有量は、1.7 mgです!
アプリコットとも呼ばれれていますね。
個人的に、欧米なイメージ(?)があったのですが、原産地は中国・中央アジア地方だそうです。
生食だけでなく、ジャムや干しあんずなど、加工品にされることも多いです。
βカロテンも多く含まれているので、免疫力を高めたいときにオススメです。
2つ目
2つ目は、ブルーベリーです!
可食部100gあたりの含有量は、同じく1.7 mgです!
ブルーベリーといえば、目に良いイメージですよね。
紫色の色素「アントシアニン」が、視力回復や眼精疲労に効くといわれています。
また、アントシアニンには強い抗酸化作用があります。
このため、アンチエイジングや生活習慣病予防にも効果的です。
8位
8位は、マンゴーです!
可食部100gあたりの含有量は、1.8 mgです!
南国フルーツの定番といえば、マンゴーです!
βカロテン、ビタミンC、カリウムなど、お肌によい成分が多く含まれています。
肌荒れが気になるときは、ぜひマンゴーをお試しください。
ドライフルーツなら、コンビニで手軽に買えますので、オススメです。
7位
7位は、ぐみです!
可食部100gあたりの含有量は、2.2 mgです!
こちらは、いわゆる「ぐみの実」です。
お菓子の「グミ」とは、無関係なので注意です!
販売用として栽培されることが少ないため、あまりお店で見かけない果物です。
真っ赤な色は、リコピンという天然色素に由来しています。
リコピンは、トマトの赤色成分としても有名です。
強い抗酸化作用をもっており、美容・健康によい成分です。
6位
6位は、ドリアンです!
可食部100gあたりの含有量は、2.3 mgです!
「果物の王様」ドリアンには、たくさんの栄養が詰まっています。
カリウム、マグネシウムなどのミネラルや、疲労回復に効くビタミンB群が、果物のなかでも豊富です。
強烈なニオイのイメージが強いですが、栄養はたっぷり含まれています。
「王様」の名にふさわしいフルーツですね。
5位
5位は、キウイフルーツ(黄肉種)です!
可食部100gあたりの含有量は、2.5 mgです!
ここでランクインしたのは、ゴールデンキウイとも呼ばれる、黄色い果肉のキウイです。
緑色のキウイに比べると、甘くて柔らかいのが特徴です。
栄養面ですと、ビタミンCやEの含有量が、果物のなかでもトップクラスです。
美肌・アンチエイジングに、ぜひおすすめしたい果物のひとつです。
4位
4位は、きんかんです!
可食部100gあたりの含有量は、2.6 mgです!
きんかんと聞くと、のど飴のイメージが強いと思います。
風邪の予防や咳止めに効果があると言われ、古くから利用されてきました。
小さな果実のなかには、βカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
しかも、皮ごと食べられるので、効率よく栄養を摂ることができます。
2位
2位には、同じ含有量の果物が2つありました。
それぞれ、順番に紹介していきます。
1つ目
1つ目は、アボカドです!
可食部100gあたりの含有量は、3.3 mgです!
「森のバター」と呼ばれるくらい、栄養豊富な果物です。
近年、とくに人気が高まり、色々な料理に使われるようになりました。
各種ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み、美容・健康によい果物です。
ただし、ちょっとカロリーが高めな点に注意です。
100gあたり187kcalなので、食べ過ぎには気を付けましょう。
(ちなみに、ご飯1膳で約270kcalです)
2つ目
2つ目は、うめです!
可食部100gあたりの含有量は、同じく3.3 mgです!
古くから、酸味を出すための調味料として利用されてきました。
現在でも、梅干しや梅酒、ジャム、お菓子など、さまざまな用途に使われています。
今も昔も、わたしたちの生活に欠かせない、人気の果実です。
爽やかな酸味は、疲労回復効果のあるクエン酸に由来しています。
疲れているときや、夏バテの予防・改善におすすめの果物です。
1位
栄えある1位は、ゆずです!
可食部100gあたりの含有量は、3.4 mgです!
柑橘類のなかでも、ビタミンCやEの量が豊富です。
クエン酸やリンゴ酸など、疲労回復に効く成分もたっぷり含まれています。
日本でも、古くから栽培されてきた果物です。
奈良・飛鳥時代には、すでに栽培されていたという記録が残っているそうです。
ゆずといえば、「ゆず湯」を思い浮かべる方も多いはずです。
ゆずの皮には、血行促進、疲労回復、美肌効果などがあるといわれています。
また、爽やかな香りには、リラックス効果があります。
「冬至の日に『ゆず湯』に入ると、風邪を引かない」という言い伝えがあります。
昔の人は、ゆずのパワーに気づいていたんですね。
以上、ビタミンEが多い果物ランキングTOP10でした。
結果を、あらためて確認してみましょう。
順位 | 名称 | 含有量(mg) |
1 | ゆず | 3.4 |
2 | アボカド | 3.3 |
2 | うめ | 3.3 |
4 | きんかん | 2.6 |
5 | キウイ(黄肉) | 2.5 |
6 | ドリアン | 2.3 |
7 | ぐみ | 2.2 |
8 | マンゴー | 1.8 |
9 | あんず | 1.7 |
9 | ブルーベリー | 1.7 |
11 | レモン | 1.6 |
ゆずやきんかんなどといった、柑橘系の果物が多いですね。
柑橘類はビタミンCも豊富なので、美容にも良いです。
「森のバター」こと、アボカドのランクインも、さすがといった感じです。
ビタミンEの効果について
ここでは、ビタミンEの健康効果や、おすすめの摂り方について紹介します。
美肌・アンチエイジング効果
ビタミンEの特徴といえば、なんといっても抗酸化作用です。
老化やシミの原因となる活性酸素を、除去してくれます。
このため、アンチエイジングや美肌対策に、効果を発揮してくれます。
血流を良くする
ビタミンEには、毛細血管を広げて、血行をよくするはたらきがあります。
このため、肩こりや腰痛、冷え性など、血行不良が原因で起こる症状の改善が期待できます。
抗酸化ビタミンと一緒に摂ろう
ビタミンEの抗酸化作用は、ビタミンAやビタミンCなど、同じく抗酸化作用をもつビタミンと一緒に摂ることで、パワーアップします。
このため、ビタミンEの美容・健康効果を高めたいときは、ビタミンAやビタミンCを含む食べ物と一緒に摂るのがおすすめです。
なお、ビタミンAは、レバー、うなぎ、緑黄色野菜などに多く含まれています。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
※βカロテンは、体内でビタミンAに変換されます
一方、ビタミンCが多く含まれているのは、果物や緑黄色野菜です。
いちごやキウイ、ピーマンやブロッコリーなどですね。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ
以上、ビタミンEの多い果物ランキングTOP10でした。
ビタミンEは、血行促進、アンチエイジング、生活習慣病予防など、多くの美容・健康効果が期待できる成分です。
今回ご紹介した果物などを食事に取り入れながら、しっかり補給していきましょう!
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