
「最近、便秘気味で・・・」
「お腹が張っている・・・」
そんな方にオススメなのが、パイナップルです。
パイナップルに含まれる食物繊維や酵素は、お腹の調子を整えてくれます。
便秘の解消や、腸内環境を整えるのに効果的です。
おすすめは、生のパイナップルです。
新鮮なものは、酵素のはたらきが強く、より高い効果が期待できます。
今回は、パイナップルに含まれる食物繊維や酵素のヒミツについて紹介します。
後半には、おすすめのレシピも紹介していますので、ぜひお試しください!
もくじ
パイナップルの食物繊維の特徴は?
「パイナップルには食物繊維がいっぱい!」
とは言ったものの、パイナップルの食物繊維って、どんな特徴があるのでしょうか?
食物繊維には、おもに2つの種類があります。
水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、水に溶けるとゲル状になります。
イメージしやすいのが、海藻類や山芋です。
ネバネバした成分は、水溶性食物繊維の一種です。
一方の不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、そのまま胃や腸まで届きます。
細長い、糸状の筋のような形をしており、まさに「繊維」というイメージです。
では、パイナップルに多いのは、どちらの食物繊維なのでしょうか?
答えは、不溶性食物繊維です。
果肉が筋っぽいので、なんとなくイメージしやすいですね。
パイナップルの食物繊維は、どんな効果が期待できるの?
パイナップルに多く含まれるのは、上でも紹介したとおり、不溶性食物繊維です。
では、不溶性食物繊維は、どのような効果・効能があるのでしょうか?
ここで、ざっと確認していきましょう!
便通の改善
不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収して膨らみます。
膨らんだ食物繊維は、腸を刺激します。
すると、腸の動きが活発になり、便通が促進されます。
便秘に悩んでいるときは、積極的に摂りたいですね!
ダイエット効果
水溶性食物繊維は、上でも説明したとおり、胃や腸で水分を含んで膨らみます。
このため、満腹感を得ることができ、食べ過ぎを防ぎます。
また、不溶性食物繊維は、いわゆる「筋っぽい」ものが多いです。
このため、口に含んでから飲み込むまで、自然と、噛む回数が増えます。
すると、満腹中枢が刺激されるため、食欲が抑えられます。
パイナップルの酵素のはたらき
パイナップルの成分で注目したいのが、酵素です。
酵素は、新鮮な食材や発酵食品などに含まれており、消化や代謝などをサポートします。
パイナップルには、ブロメリンという酵素が多く含まれています。
たんぱく質を分解する作用があり、消化をサポートします。
「パイナップルは肉を柔らかくする」
と言われていますが、これはブロメリンの作用によるものです。
また、ブロメリンは、腸内環境を整えるはたらきもしてくれます。
腸内のものを分解するので、下痢や消化不良の予防改善、ガスの発生抑止といった効果が期待できます。
ただ、ブロメリンは、舌のピリピリの原因にもなります。
パイナップルを食べていて、舌がピリピリすることって、ありませんか?
あれは、ブロメリンが、舌を保護している膜を溶かしてしまうのが原因です。
舌のピリピリ対策についての記事を書いていますので、経験のある方は、ぜひいちどチェックしてみてください。
パイナップルの酵素には弱点がある?!
とても優秀なブロメリンですが、弱点があります。
それは、加熱に弱いことです。
60℃以上の熱を加えることで、効果が失われてしまいます。
このため、ブロメリンの効果を得たい場合は・・・
生のパイナップルを加熱せずに食べるのがおすすめです!
缶詰のパイナップルは、加熱処理されています。
このため、酵素の効果が失われている可能性が高いです。
また、スーパーやコンビニのカットパインについても、
店頭に並ぶまで時間が経過しているものが多いです。
このため、酵素の効果が弱まっている可能性が高いです。
缶詰やカットパインは、手軽に食べられて便利です。
ただし、便秘の改善や、腸内環境を整えたい場合は、
やはりフレッシュなパイナップルがおすすめです。
便秘の改善に!おすすめパイナップルレシピ紹介
便秘や腸内環境を整えるのにおすすめのパイナップルレシピを、クックパッドに掲載されていたレシピから紹介します。
パイナップルは、そのまま食べても美味しいですが・・・
ちょっと手を加えてみることで、新たな魅力に気づけます!
ぜひ、お試しください!
パイナップルとバナナのスムージー
出典:https://cookpad.com/recipe/4111886
材料(2人分)
パイナップル:200g
バナナ :1本
ミルク :100cc
水 :50cc
フレッシュなパイナップルとバナナを使ったスムージーです。
一口サイズに切ったパイナップルとバナナを、ミルクと水と一緒にミキサーにかけて完成です。
バナナは食物繊維豊富で、整腸作用があります。
パイナップルの効能と組み合わせることで、お腹にやさしいスムージーになります。
朝食のお供などに、おすすめです!
詳しいレシピはこちら
バナナ パイナップルの簡単【スムージー】 by Renack
パインシナモンヨーグルト
出典:https://cookpad.com/recipe/4360448
材料
パイナップル
ヨーグルト
ハチミツ
シナモン
ヨーグルトにパイナップルを混ぜて、お好みでハチミツ、シナモンをかけます。
パイナップル&シナモンの組み合わせが、クセになる味わいです。
整腸作用のあるヨーグルトが、お腹の調子を整えてくれます。
また、ヨーグルトに含まれるたんぱく質は、舌のピリピリを抑えるのにも効果的です。
ブロメリンの多い、生のフレッシュなパイナップルを使うときは、ヨーグルトと合わせるのがおすすめです。
詳しいレシピはこちら
❁パインシナモンヨーグルト❁ by ❁Abake❁
まとめ
今回は、パイナップルの食物繊維と酵素、おすすめレシピについて紹介しました。
パイナップルに含まれる不溶性食物繊維は、便秘の解消に効果的です。
また、パイナップルに含まれる酵素のブロメリンは、腸内環境を整えてくれます。
ただし、加熱に弱いので、なるべく生のフレッシュなパイナップルを食べるのがおすすめです。
便秘気味のときや、お腹が張っているときは、
ぜひデザートにパイナップルをお試しください!
パイナップルのおすすめ記事です