
年齢を重ねるにつれ、わたしたちの体は老化していきます。
わかってはいるけれど・・・いつまでも若くありたいですよね。
アンチエイジングの方法はいくつか存在しますが、最も大切といっていいのが、「食事」です。
わたしたちのからだは、食べ物から得られた栄養成分によってつくられています。
したがって、「何を食べるか」によって、わたしたちの体は老化しやすくもなり、老化しにくくもなるんです。
そこで今回は、「アンチエイジング効果の高い野菜10選!」と題しまして、オススメの野菜を紹介していきます。
なるべく、手に入りやすい野菜を選びましたので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
もくじ
老化の原因、活性酸素とは?
[char no=”1″ char=”usa”]おすすめの野菜を紹介するまえに、まずは、老化の原因について触れておきましょう。[/char]
お肌のシワやたるみなどといった老化現象には、活性酸素が関係していることが多いです。
活性酸素は、本来は、細菌やウイルスを撃退し、わたしたちの健康を守るはたらきをしています。
ところが、量が増えすぎると、健康な細胞を酸化させてしまいます。
酸化した細胞は、周囲の組織を傷つけてしまい、それが老化現象へとつながっていきます。
[char no=”1″ char=”usa”]「酸化」とは、細胞をサビさせてしまうことです。サビたクギが使い物にならないように、サビた細胞は本来の働きを失ってしまうんです。[/char]抗酸化成分で、アンチエイジング!
老化の原因のひとつ、「活性酸素」を取り除いてくれるのが、抗酸化成分です。
おもな抗酸化成分は、以下のとおりです。
- ビタミンA(βカロテン)
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
- カロテノイド
- イオウ化合物
※野菜類に含まれるβカロテンは、体内で必要分がビタミンAに変換されます。
これらの抗酸化成分は、野菜や果物など、おもに植物性の食品に多く含まれています。
「アンチエイジングといえば野菜&果物!」
というイメージをもっていると良いですね。
アンチエイジングに効果的な野菜10選!
[char no=”2″ char=”kuma”]それでは、オススメのアンチエイジング野菜を紹介していくよ![/char]
かぼちゃ
かぼちゃには、抗酸化ビタミンのβカロテンやビタミンEが豊富に含まれています。
食物繊維も多いので、便秘の解消にも効果的です。
【参考記事】かぼちゃの栄養と効能をまとめて5つ紹介
キャベツ
キャベツには、イオウ化合物のイソチオシアネートが多く含まれています。
他にも、胃腸の調子をととのえるビタミンUも多く含まれています。
【参考記事】キャベツの栄養と効能
大根おろし
大根をおろすことにより、イオウ化合物のイソチオシアネートが発生します。
ちなみに、イソチオシアネートは、大根おろしのピリッとした辛味のもとなんです。
なお、時間がたつとイソチオシアネートは揮発してしまいます。
このため、大根をおろすときは、食事の直前がオススメです。
【参考記事】大根の栄養と効能
トマト
トマトには、抗酸化成分のリコピンが含まれています。
リコピンには、抗酸化作用のほかに、血糖値を下げたり、動脈硬化を予防する効果があります。
【参考記事】ミニトマトの栄養と効果。実はトマトより豊富です!
ニンニク
ニンニクの強いにおいは、イオウ化合物のアリシンによるものです。
抗酸化作用のほかに、血糖値やコレステロール値の抑制作用、殺菌作用などがあります。
【参考記事】にんにくの栄養と効能について
ニラ
ニラにも、ニンニクと同じく、イオウ化合物のアリシンが多く含まれます。
血糖値やコレステロール値の抑制効果が期待できます。
また、ニラにはβカロテンも多く含まれており、免疫力を高めるのにも効果的です。
【参考記事】ニラの記事まとめ。効能や食べ合わせ、臭いの抑え方など、ニラの情報が満載です!
にんじん
にんじんの魅力は、なんといっても、野菜類トップクラスのβカロテン量です。
抗酸化作用に加えて、免疫力の向上や、お肌トラブルの改善などにも効果的です。
【参考記事】人参の栄養と効能6つをご紹介。カロテンたっぷり!
パセリ
料理の付け合せとして使われることの多いパセリですが、含まれる栄養成分は、主役級の豊富さを誇ります。
βカロテンやビタミンC、鉄分が多く含まれており、アンチエイジングや美肌づくりに効果的です。
付け合わせでパセリが出されたときは、ぜひ、おいしくいただきましょう。
【参考記事】パセリの栄養と効能&保存方法!付け合わせを食べる効果は?2
ピーマン
ピーマンには、たくさんのビタミンCが含まれており、その量は野菜類のなかでもトップクラスです。
血液サラサラ効果のあるピラジンや、βカロテンも多く含まれています。
独特の苦味がダメな方は、赤ピーマンやパプリカがオススメです。
βカロテンの量ですと、赤ピーマンやパプリカのほうが多く含まれています。
【参考記事】ピーマンの記事まとめ。栄養や効能、苦味の抑え方や保存方法
ほうれん草
アメリカ生まれのヒーロー「ポパイ」のエネルギー源が、このほうれん草です。
βカロテン、ビタミンC、鉄分などが豊富で、栄養価の高い野菜です。
アンチエイジングだけでなく、免疫力の向上や、貧血予防、ストレス耐性の向上などにも効果的です。
【参考記事】ほうれん草の栄養と効能。ビタミン・ミネラルが豊富です。
調理法を使い分けると、吸収率が高まります
抗酸化成分は、それぞれ特性が異なります。
特性に応じた調理をすることで、吸収率を高めることができます。
たとえば、ビタミンAとビタミンEは、油に溶ける「脂溶性ビタミン」です。
このため、炒め物など、油と一緒に調理すると、吸収率が高まります。
一方、ビタミンCやポリフェノール、イオウ化合物などは、ほとんどが「水溶性ビタミン」です。
水に溶けやすく、加熱に弱い特性があります。
このため、サラダなど、生に近い状態で食べるか、スープなど、汁ごといただける料理にするのがおすすめです。
まとめ
以上、「アンチエイジングに効果的な野菜10選!」でした。
比較的、手に入りやすい野菜を選びましたので、ぜひ、普段の食事に取り入れてみてください。
アンチエイジングには、食事も大切ですが、規則正しい生活リズムや、適度な運動も大切です。
これらを意識して、健康的に、アンチエイジングをすすめていきましょう!