オクラが胃腸に効く!効果をもっと高める食べ合わせは?

 

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オクラといえば、夏野菜の定番ですね。独特のネバネバが特徴的です。

さまざまな健康効果が期待できる野菜ですが、なかでも胃腸の調子を整えるはたらきに優れています。

夏場など、調子を崩しがちなシーズンには、とくにおすすめしたい食材です。

 

今回は、オクラが胃腸に効くパワーのヒミツと、より効果を高める、おすすめの食べ合わせを紹介していきます。

「胃腸が弱ってるな・・・」と感じたときに、ぜひ取り入れてみて下さい。

オクラが胃腸に効く理由は?

[char no=”2″ char=”kuma”]さっそくだけど、オクラって、ホントに胃腸に良いの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]ホントです!ネバネバ成分の「ムチン」や、「ペクチン」が大活躍してくれるんです。[/char]

ムチンが粘膜を保護する

オクラといえば、あの独特のネバネバです。

このネバネバの正体は、ムチンという、糖とたんぱく質が結合してできる成分です。

オクラのほかにも、納豆、なめこ、山芋などにも含まれています。

 

ムチンは、これらの食材に含まれているだけでなく、じつは私たちの体のなかにも存在しています。

たとえば目をうるおす「」。優れた保水力で、目を乾燥から守ってくれています。

 

そして、鼻や口などの気管や、胃腸の粘膜を覆っている「粘液」。

ここにも、ムチンが含まれているんです。

胃は、食べ物を消化するために、強い胃酸を分泌しています。

胃の粘液は、強い胃酸によって自らがダメージを受けないよう、保護する役割を果たしているんです。

 

ところが、ストレスや生活習慣の乱れ、飲酒・喫煙などの理由で、粘液の分泌量が減少することがあります。

粘液が減少すると、胃の粘膜のはたらきが弱くなり、胃炎や胃潰瘍といった病気のリスクも高まってしまいます。

粘液の分泌を正常にし、胃の粘膜の健康を保つためにも、ムチンを摂ることは大切なんです。

ムチンがたんぱく質の分解を助ける

ムチンには、たんぱく質の分解を助けるはたらきもあります。

このため、食べ物を効率よく消化・吸収できるようになり、胃腸の負担が減少します。

また、エネルギーを生み出しやすくなるため、疲労回復にも効果があります。

水溶性食物繊維が、腸内環境を整える

オクラに含まれる水溶性食物繊維のペクチンには、腸内で善玉菌を増やし、腸内環境を整えるはたらきがあります。

腸内環境が整うと、腸内の免疫細胞が活性化するため、免疫力が高まります。

また、体内の老廃物などが排出されるため、お肌のトラブル抑制にもつながります。

 

ペクチンには、その他にも血糖値やコレステロールを減らすはたらきもあり、生活習慣病予防にも効果的です。

オクラ以外ですと、りんご、みかん、いちご、柿などといった、果物に多く含まれています。

胃腸を整える効果を、もっと高める食べ合わせを紹介!

 

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[char no=”2″ char=”kuma”]オクラが胃腸によいのは分かったけど、どうやって食べるといいの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]気になるところですよね。ここでは、胃腸を整える効果を、もっと高めるオススメの食べ合わせを紹介します!ぜひ参考にしてみてください。[/char]

ムチンを含む食べ物

ムチンを含む食べ物は、オクラだけではありません。

ムチンを含む食べ物を、オクラと一緒に食べることで、さらにパワーが高まります。

たとえば、以下の食材。みんな、ネバネバしていますね。

 

  • 納豆
  • なめこ
  • 山芋・長芋
  • 里芋
  • レンコン
  • モロヘイヤ

 

輪切りにスライスしたオクラを、納豆やなめこ、モロヘイヤなどと和えるのが、お手軽でオススメです。

私は、短冊切りにした長芋を、オクラと酢醤油で和えて食べることが多いです。

ビタミンUを含む食べ物

ビタミンUは、キャベジンとも呼ばれています。同名の胃腸薬もありますね。

ビタミンUは、荒れた胃の粘膜の修復を促したり、胃酸の量を調節するはたらきがあります。

ビタミンUを多く含むのは、以下の食材です。

 

  • キャベツ
  • レタス
  • セロリ
  • パセリ
  • アスパラ

消化酵素を含む食べ物

アミラーゼやリパーゼ、プロテアーゼなど、消化酵素を多く含む食べ物を取り入れると、胃腸に負担をかけずに消化をすすめることができます。

 

アミラーゼ(でんぷん分解酵素)を多く含む食べ物

  • 大根
  • 山芋
  • キャベツ

 

リパーゼ(脂肪分解酵素)を多く含む食べ物

  • 大根
  • 納豆
  • トマト

 

プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)

  • 納豆
  • りんご
  • キウイ

 

大根や納豆、キャベツなどは、酵素も多く含まれています。

胃腸の調子をととのえたいときに、ぜひオクラと一緒に食べたいですね。

ムチンやビタミンUは、水溶性で熱に弱い

ムチンやビタミンUは、水溶性の成分なので、水につけすぎると成分が溶けだしてしまいます。

また、加熱にも弱いため、加熱調理の際は、なるべく短時間で終わらせるようにしましょう。

汁ごといただけるスープなどにすると、溶け出した成分ごと食べられるのでおすすめです。

まとめ

今回は、オクラが胃腸に効く、パワーのヒミツと、おすすめの食べ合わせについて紹介しました。

オクラに含まれるムチンは、胃腸の粘膜の健康を保つはたらきをしてくれます。

また、ペクチンなどの食物繊維は、腸内環境をととのえてくれます。

 

オクラのパワーを高めるのにおすすめなのが、同じくムチンを含んだ食材や、ビタミンU、消化酵素を含む食材です。

これらをバランス良く取り入れることで、胃腸の調子の改善が期待できます。

 

気候やストレスなど、わたしたちのまわりには、胃腸の調子を悪くする要因があふれています。

オクラをはじめとした食べ物のパワーで、しっかりと胃腸を守っていきましょう。

 


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