
ゴーヤと聞いて、どんなことをイメージしますか?
「緑色」、「沖縄野菜」、「ブツブツ」、「栄養満点」・・・
たくさん出てくると思いますが、たぶん、1、2を争うくらい多いのが・・・
「苦い!」
というイメージだと思います。
良くも悪くも、ゴーヤ1番の特徴ですね。
ゴーヤは、疲労回復や血圧・血糖値低下など、さまざま効果があります。
でも、あまりに苦すぎると、口にできませんよね。
そこで今回は、ゴーヤの苦味を和らげる方法を紹介していきます。
少しでもゴーヤを食べやすくして、美味しくいただけるようにしましょう。
もくじ
ゴーヤの苦味の正体は?
ゴーヤの苦味の正体は、モモルデシンやチャランチンといった成分です。
「さっさと取り除いて、食べやすくしちゃおう!」
と思っちゃいますが、これらの苦味成分、とっても優秀なんです。
- 血糖値の低下
- 胃腸を丈夫にする
- 血圧を下げる
- 肝機能を強化する
- 食欲増進
このように、からだに良い、たくさんのはたらきが、苦味成分には詰まっています。
「良薬口に苦し」という言葉がありますが、ゴーヤの苦味成分は、まさに「良薬」なんです。
とはいえ、たとえ良薬であっても、口にできなきゃ意味がありません。
さすがに全部取り除くのはマズいですが、食べられる程度に成分を減らすのは有効です。
次のコーナーからは、ゴーヤの苦味成分を取り除く方法について紹介していきます。
まずは苦味の少ないゴーヤを選ぼう
もし、まだゴーヤが手元にない場合や、これから買いに行く場合は、苦味の弱いゴーヤを選びましょう!
ゴーヤは、新鮮なものほど、苦味が強いです。
少し成熟したものを買うほうが、苦味が弱いのでおすすめです。
ゴーヤ表面のブツブツが大きいものや、少し黄色がかってきたものは、成熟が進んでいるため苦味が弱いです。
以下の記事では、見分けるポイントを詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ゴーヤの苦味をやわらげる下ごしらえ
[char no=”1″ char=”usa”]それでは、ゴーヤの苦味を和らげる下ごしらえ方法を紹介していきます。[/char]
ワタをとり、スライスする。
ゴーヤの中身の白いワタを、スプーンなどで取り除き、スライスします。
このとき、薄く切れば切るほど、苦味成分のモモルデシンが流出しやすくなるため、苦味が弱まります。
ただし、薄いと歯ごたえや食感がイマイチになりますので、ほどほどに。
だいたい2、3ミリくらいが丁度いいとは思いますが、ここは好みですね。
塩もみする
ゴーヤの苦味成分モモルデシンは、水溶性の成分です。
このため、塩もみをすることで、水分と一緒にモモルデシンも出てきます。
よく塩もみしたあとは、10~15分程度、置いておきます。
このとき、放置しておく時間が長いほど、苦味成分は抜けていきます。
サッと下茹でする
その後、軽くサッと下茹でします。
薄くスライスしているものでしたら、30秒程度でよいと思います。
ここでも、茹で時間が長ければ長いほど、苦味成分は抜けていきます。
ただし、茹ですぎると、柔らかくなって食感が悪くなるので気をつけて下さい。
苦味を和らげる調理法は?
下ごしらえのあとは、さっそく調理していきましょう。
じつはここでも、苦味を和らげるテクニックがあるんです。
かつおぶしは、苦味を和らげる
かつお節に含まれる成分が、ゴーヤの苦味成分のひとつ、トリテルペノイドを吸着することで、苦味が弱まります。
また、旨味成分のグルタミン酸やイノシン酸も、ゴーヤの苦味を和らげてくれます。
苦味が苦手な方は、かつお節をまぶしてみましょう。
油でじっくり炒めると、苦味が和らぐ
炒める際は、弱火でじっくり、油を染み込ませるように炒めると、苦味がやわらぎます。
ゴーヤの成分は熱に強いものが多いため、じっくり炒めても栄養の損失が少ないです。
マヨネーズで和える
スライスしたゴーヤをマヨネーズで和えると、苦味が抑えられてマイルドな味わいになります。
お好みで、ツナやオニオンスライスを加えてサラダにすると、栄養もとれるのでおすすめです。
かき揚げにする
かき揚げにすることで、ゴーヤの苦味がだいぶ和らぎます。
2ミリくらいにスライスした下ごしらえ済みのゴーヤを、細切りにしたニンジンや玉ねぎと一緒にカラッと揚げます。
コーンを加えると、さらにゴーヤの苦味が弱まります。
まとめ
今回は、ゴーヤの苦味を和らげる下ごしらえ&調理法を紹介しました。
ゴーヤは栄養満点ですが、独特の苦味がダメな方も多いです。
苦味を適度に和らげて、美味しくゴーヤを食べられるようにしましょう。
ただし、苦味は「ゴーヤらしさ」の象徴でもあり、たくさんの健康効果もあります。
あくまでもほどほどにしつつ、ゴーヤの味を楽しんでみてください!
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