
枝豆といえば、お酒のおつまみの定番です。
居酒屋のメニューに、必ずといっていいほど、存在しますよね。
とりあえず、「ビールと枝豆」って方も多いはず。
じつは、この「枝豆」と「お酒」の組み合わせは、味がマッチしているだけではありません。
二日酔いの予防に効果的なんです。
今回は、枝豆が二日酔い対策に有効な理由や、枝豆を食べる効果的なタイミングについて、紹介していきます!
枝豆がビールに合う7つの理由
「枝豆&ビール」は、なぜここまで支持されているのでしょうか?
じつは、枝豆に含まれる成分は、肝臓のアルコール分解などを、強くサポートしてくれるんです。
ここでは、それらの成分について紹介していきます。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質の代謝をサポートするビタミンです。
飲酒時には、アルコールの糖質を代謝するために、ビタミンB1は大量に消費されます。
また、二日酔いの原因、アセトアルデヒドを、肝細胞の酵素と強力しながら排出しています。
枝豆には、ビタミンB1が豊富に含まれており、これらのはたらきをサポートしてくれます。
コリン
コリンとは、細胞膜を構成しているレシチンや、神経伝達物質のアセチルコリンの材料となる成分です。
肝機能を向上させ、肝臓に脂肪が蓄積するのを防いでくれます。脂肪肝の予防にも効果的です。
サポニン
アルコールを飲みすぎると、肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。
溜まった脂肪が、活性酸素によって酸化すると、過酸化脂質となります。
肝臓内に過酸化脂質が増えると、炎症を起こしやすくなり、肝機能が低下してしまうんです。
枝豆に含まれるサポニンには、過酸化脂質の生成を抑制したり、傷ついた肝細胞を再生するはたらきがあります。
ビタミンC
ビタミンCは、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助けます。
アルコールを多く摂取すると、アセトアルデヒドの分解で、ビタミンCが不足しがちです。
枝豆はビタミンCも豊富なので、しっかり食べることで、アルコールの分解を助け、二日酔いを予防してくれます。
[char no=”1″ char=”usa”]余談ですが、枝豆は、大豆になるまで成長すると、ビタミンCの量が減ってしまいます。これが、大豆より枝豆のほうがお酒にマッチしている理由です。[/char]
メチオニン
メチオニンとは、アミノ酸の一種で、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドなどの有毒物の分解を助けます。
また、代謝を高めるはたらきもありますので、肝臓に脂肪が蓄積するのを防げます。
お酒を飲む方に、ぜひ摂ってもらいたい成分です。
オルニチン
サプリメントなどでよく使われているオルニチンですが、枝豆にも多く含まれます。
肝臓に溜まった毒素を排出し、肝機能を高めてくれます。
肝機能改善だけでなく、疲労回復や美肌効果も期待できる成分です。
カリウム
枝豆には、余分な塩分の排出を促すカリウムが多く含まれています。
お酒に合うメニューは、塩分の多いものが結構ありますので、塩分の取りすぎによる高血圧を予防する効果が期待できます。
また、利尿作用もありますので、お酒を飲んだ後にむくみやすい方にもおすすめです。
枝豆はいつ食べるといいの?
枝豆の効果をじゅうぶんに得るためには、お酒を飲む前に軽くつまんだり、お酒や食事と同時に食べることが大切です。
胃の中に食べ物があることで、アルコールの吸収がゆるやかになり、血中のアルコール濃度の上昇を緩やかにできます。
逆に、やっちゃいけないのが「空腹時」の飲酒です。
胃の中に何もない状態でアルコールを飲むと、アルコールのみが吸収の対象となるため、吸収スピードが早まってしまいます。
居酒屋などのお通しで枝豆が出た場合は、お酒を飲む前に、いただいちゃいましょう。
まとめ
今回は、枝豆が二日酔い予防に効く理由と、食べるタイミングについて紹介しました。
枝豆&ビールは、美味しいだけでなく、肝機能を高め、アルコールを分解しやすくする組み合わせです。
「酒は百薬の長」なんて言葉もあるとおり、適度なお酒は、気分を楽にしたり、コミュニケーションを円滑にします。
空腹状態の飲酒や、飲み過ぎには気をつけて、枝豆をつまみながらお酒を楽しみましょう!
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