ニラで肝臓の機能改善!効果を高める食べ合わせ

 

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私のかつての上司は、健康診断のたびに「γ-GTP」が高いと指摘されていました。

飲み会のたびに、「なんとかしなきゃな~」と愚痴りながら、ビールを追加注文していましたが・・・

 

 

肝臓の機能改善には、ニラが効果的です。

ニラといえば、疲労回復にも効く、パワーフードです。

じつは、肝臓にも、バッチリ効く野菜なんです。

 

今回は、ニラが肝臓に効く理由に触れつつ、

肝機能改善に効果的なニラの食べ合わせを紹介していきます。

 

「肝臓が弱ってるかも・・・」

「アルコールよく飲むしなぁ・・・」

「健康診断の結果が悪かったなぁ・・・」

 

そんなあなたに、おすすめです!

ニラが肝臓にやさしい3つの理由

なぜニラが肝臓にやさしいのでしょうか。

これより、その主な3つの理由を、紹介します。

ポイントは、におい成分のアリシンと、抗酸化ビタミンです。

①アリシンが糖質の代謝を助ける

肝臓の重要な仕事のひとつに、糖質の代謝があります。

食事などで体内に入ってきた糖質を、活動エネルギーに変える作業をしているんです。

 

糖質の代謝には、サポート役のビタミンB1が必要なのですが・・・

やっかいなことに、ビタミンB1は体外に排出されやすく、不足しがちなんです。

 

そこで登場するのが、ニラに含まれるアリシン

アリシンは、ビタミンB1と結びつくとアリチアミンという物質になります。

アリチアミンは、ビタミンB1の吸収を高めるとともに、体内に長時間留まらせるはたらきがあります。

 

ビタミンB1が充分に使えることで、糖質の代謝がスムーズにできるようになります。

すると、肝臓の負担も軽減されるのです。

②アリシンや抗酸化ビタミンの抗酸化作用で、肝臓の活性酸素を除去

ストレスや飲酒・喫煙、不規則な生活を繰り返すと、肝臓内で活性酸素が増えます。

活性酸素は、脂肪を酸化させ、過酸化脂質という有害物質に変えてしまいます。

過酸化脂質が増えると、肝機能が低下し、さらに悪化すると、肝炎や肝硬変などの重い症状をもたらします。

 

ニラに多く含まれるアリシンや抗酸化ビタミンには、活性酸素を除去するはたらきがあり、脂肪の酸化を防ぎます。

このため、有害な過酸化脂質の生成を抑えることができるんです。

[char no=”1″ char=”usa”]抗酸化ビタミンとは、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEのことをいいます

ニラには、とくにβカロテンとビタミンEが多く含まれています。[/char]

③アリシンの解毒作用が、肝臓の負担を軽くする

肝臓は、体内に入り込んだ細菌やウイルス、毒物などの有害物質を解毒しています。

とても大切な作用なのですが、その分、負担の大きいお仕事なんです。

 

ニラに含まれるアリシンには、抗菌・殺菌作用があり、

肝臓が解毒している有害物質を、一緒になって解毒してくれます。

肝臓の負担を、軽減してくれるんです。

ニラの肝機能改善効果を高める!おすすめの食べ合わせ

 

[char no=”1″ char=”usa”]それでは、ニラの肝機能改善効果を高める食べ物を、紹介していきます

ぜひ、普段の食事に取り入れてみて下さい。[/char]

魚介類

肝細胞の再生には、たんぱく質が必要不可欠です。

魚介類には、必須アミノ酸を含む、良質なたんぱく質がたくさん含まれています。

なかでも、低脂肪・高たんぱく質な白身魚はおすすめです。

イカ・タコ

イカやタコには、タウリンが多く含まれています。

タウリンは、肝細胞の再生や、脂肪の分解に必要な胆汁酸の分泌を促します。

これらのはたらきにより、肝機能が高まるんです。

 

タウリンは熱に強いので、ニラと合わせて炒め物などにするのがおすすめです。

ただし、水溶性の成分なので、煮るときは、汁ごと頂けるスープなどにしましょう。

 

たこの栄養と効能

しじみ

肝臓にいい食材といえば、しじみです。

しじみに含まれるオルニチンは、肝機能を高めたり、アンモニアを解毒します。

タウリンも含まれており、肝臓を強くサポートしてくれます。

 

しじみ料理の定番といえば、お味噌汁です。

二日酔いなどで、肝臓が弱っていると感じたときは、ぜひお試しを。

 

ただし、すでに肝臓を患っている方は、注意が必要です。

詳しくは、以下の「注意」欄をご覧ください。

 

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豚肉・レバー

疲労回復メニューでもおなじみのレバニラ炒めや豚肉炒めは、肝機能改善にも効果的です。

糖質のエネルギー代謝を促進するため、肝臓の負担も軽減してくれます。

アスパラ

アスパラに含まれるグルタチオンという成分は、肝臓に運ばれてきた有害物質を解毒するはたらきがあります。

ニラや卵と一緒に炒めるのがおすすめです。

 

アスパラの記事まとめ

ニンニク、ネギ、玉ねぎ

ニンニクやネギ、玉ねぎには、ニラと同じく、アリシンが含まれています。

ニラと一緒に食べることで、よりたくさんのアリシンパワーをもらえます。

 

にんにくの栄養と効能について

ねぎの栄養と効能

玉ねぎの記事まとめ

キャベツ

キャベツに含まれるビタミンUには、肝臓内の脂肪を代謝するはたらきがあります。

よく、焼肉屋さんでキャベツがメニューにありますが、こういった理由があるからなんです。

 

キャベツの栄養と効能

【注意】すでに肝臓を患っている方は、鉄分の摂取に注意

すでに脂肪肝や肝硬変などの診断を受けている方は、摂取に注意が必要です。

というのも、これらの病気で肝機能が大幅に低下している場合、

鉄分が体に溜まりやすくなり、肝臓に負担をかけてしまう可能性があるそうです。

肝臓病の食事療法は「高たんぱく、高カロリー食」がいいといわれていたが、現在では「栄養バランスよく適切な量を」に変化している。また、肝臓にいいといわれたシジミは鉄分が多いために、摂りすぎは肝臓病患者にはNGとなった。

引用元:【肝硬変】人間ドック受信者の4人に1人は異常あり|PRESIDENT Online

上で紹介した食べ物ですと、しじみなどの貝類は、鉄分も多く含んでいます。

担当の医師に、摂取の可否を確認しておきましょう。

肝臓は「体内の化学工場」「沈黙の臓器」

肝臓って、色々なあだ名がつけられているんです。

 

たとえば、「体内の化学工場」。

これは、肝臓が、体内のさまざまな物質に対して、500種類を超える化学処理をおこなっているからです。

とにかく、猛烈に働いています。体内の臓器のなかでも、もっとも重要な臓器のひとつです。

 

その一方で、「沈黙の臓器」とも言われます。

肝臓は、他の臓器と違い、自己再生能力が高いんです。

つまり、ちょっと調子が悪くなった程度なら、自分で回復するので、自覚症状が出にくいんです。

 

逆に言うと、ある程度症状が進まないと、自覚できないということです。

そして、自覚したときには、すでに「化学工場」が炎上している状態なんです。

倦怠感や黄疸といった症状がみられたときには、肝臓は相当ダメージを受けています。

 

このため、肝臓の異常を知るためには、定期的に検診を受けることが大切です。

また、日頃から肝臓にやさしい生活習慣をおくることが、円滑な工場運営には必要です。

まとめ

今回は、ニラが肝臓の機能改善によい理由と、効果を高める食べ合わせについて紹介しました。

肝臓は、「沈黙の臓器」です。自覚症状が出にくい分、対策が遅れがちになります。

気づいたときには一大事!ってこともあり得るんです。

 

ニラをはじめ、肝臓にやさしい食生活をおくることで、

肝臓の負担を減らしたり、機能を改善することができます。

 

肝臓の不調は、からだ全体に影響を及ぼします。

からだにやさしい生活習慣と食事を意識して、健康的に毎日を過ごしていきましょう!

 


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