
そら豆には、たんぱく質やビタミンB群、鉄分、カリウムなど、豊富な栄養が含まれています。
疲労回復や貧血予防、高血圧予防など、さまざまな健康効果が期待できる食材です。
そら豆だけでも、かなりの健康効果が期待できますが、他の食べ物と組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。
今回は、そら豆の魅力的な効果を、さらに引き出す食べ物を紹介していきます。
そら豆を調理する際に、少しでも参考になれば嬉しいです!
そら豆の効果を高める食べ物
[char no=”2″ char=”kuma”]それでは、そらまめの効果を高める食べ物を、紹介していくよ![/char]
ご飯
そら豆に豊富に含まれるビタミンB1は、糖質の代謝を促進します。
糖質は、からだや脳のエネルギーの源となる成分です。
ご飯などから得られた糖質を、スムーズにエネルギーへと変換できるようになるため、疲労回復や、集中力アップなどの効果が期待できます。
豚肉
豚肉とそら豆は、たんぱく質やビタミンB1が豊富です。
たんぱく質は、エネルギーの源となったり、筋肉など、からだをつくる原料となります。
そして、ビタミンB1は、おもに糖質の代謝を促進します。
この組み合わせは、疲労回復や、スタミナの向上に効果バツグンです。
疲れたとき、スタミナをつけたいときに、試してみたい食べ合わせです。
豚肉とそら豆を炒めたり、豚ひき肉とスープにするのもおすすめです。
にんにく・ネギ・ニラ
そら豆に多く含まれるビタミンB1は、吸収率が悪く、余分に摂取した分は、尿として排出されやすいです。
つまり、たくさん摂っても、体内にとどまることが少ないんです。
そこで活躍するのが、にんにくやネギに含まれる、「アリシン」です。
にんにくやネギって、独特の強いにおいがしますよね。
あのにおいの正体が、アリシンです。
アリシンは、ビタミンB1と結びつくと、アリチアミンという成分となり、体内に長時間とどまることができるようになります。
このため、ビタミンB1を効率よく吸収できるようになります。
おすすめなのが、そら豆やニラ、ネギなどを使ったガーリック炒め。
豚肉も混ぜれば、スタミナ満点フードのできあがりです。
きゅうり、かぼちゃ、たけのこ
これらの食材とそら豆には、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、余分な塩分を、尿と一緒に排出するはたらきがあります。
このため、高血圧やむくみの改善に効果的です。
また、大量に汗をかくと、水分と一緒にカリウムが失われます。
カリウムは、筋肉の動きを調節するはたらきもあるため、不足すると筋肉の動きが鈍ったり、脱力感を感じるようになります。
運動後など、たくさん汗をかいたあとは、しっかり摂っていきたいですね。
たけのこご飯にそら豆を混ぜてみたり、きゅうりと一緒にサラダにすると美味しいです。
チーズ、バナナ
チーズやバナナには、トリプトファンが豊富です。
トリプトファンは、催眠効果のあるセロトニンの原料となる成分です。
不眠の改善や、気持ちを落ち着かせるのに効果的です。
ただし、トリプトファンからセロトニンをつくるためには、ビタミンB6が必要です。
その点、そら豆は、多くのビタミンB6を含んでいるため、とても相性がよいです。
また、そら豆にも、神経の興奮を鎮めるマグネシウムやカルシウムが多く含まれます。
イライラや不安感などを落ち着かせたいときに試してみたい食べ合わせです。
豚肉と一緒にチーズ焼きにしたり、トーストにそら豆&チーズというのもおすすめです。
ピーマン、ブロッコリー
そら豆は、野菜類トップクラスの鉄分含有量です。
ただ、野菜など、植物に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」と呼ばれる鉄分で、
肉や魚などの動物性食品の鉄分に比べて、吸収率が低いです。
そんな「非ヘム鉄」の吸収率を高めてくれるのが、ビタミンCです。
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれています。
ピーマンやブロッコリーなどは、とくに多いです。
貧血予防には、ぜひ試してみたい食べ合わせです。
ビタミンCは壊れやすく、水に溶けて流出しやすいため、サラダや、汁ごと頂けるスープなどにするのがおすすめです。
ビタミンCの多い食べ物については、以下の記事が詳しいです。
まとめ
今回は、そら豆の効果を高める食べ物について、紹介しました。
これらの食材は、そら豆に含まれるビタミンやミネラルなどの吸収率を高めてくれます。
疲労回復や貧血予防などに効果的ですので、そら豆を使った料理を考えるときに、ぜひ参考にしてみてください。
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