
アスパラは、野菜のなかでも、たくさんの栄養を含んでいる食材です。
疲労回復や生活習慣病予防、美肌効果など、さまざまな効能が期待できます。
ただでさえ「スーパーフード」なアスパラですが・・・



さらに、その効果を高める「食べ合わせ」があるんです!
まさに、「鬼に金棒」ですね!
今回は、アスパラと相性のよい食べ物を、いくつかご紹介していきます。
アスパラの魅力を、最大限に引き出していきましょう!
もくじ
アスパラと相性のよい食べ物
[char no=”2″ char=”kuma”]それでは、アスパラと相性のよい、おすすめの食べ物を紹介していくよ![/char]
鶏肉やベーコンと一緒に
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アスパラは、たんぱく質の代謝を促進する、ビタミンB2を多く含みます。
このため、たんぱく質を含む食材と一緒に食べるのがおすすめです。
活動エネルギーを生み出しやすくなるため、疲労回復効果バツグンです。
たんぱく質を多く含む食材といえば、肉類や魚介類です。
なかでも鶏肉は、カロリーも低めで、ヘルシーな仕上がりになります。
アスパラと一緒に炒めたり、他の野菜と一緒にスープにすれば、疲労回復効果もバッチリです。
定番のベーコンも、お弁当などに使いやすくておすすめです。
油と一緒に
アスパラに多く含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変わる成分です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高めてくれます。
そんなβカロテンですが、油と一緒に摂取すると、吸収が高まります。
油を使って炒め物にしたり、サラダにドレッシングをかけたりして食べると、効率よくβカロテンが吸収できます。
[char no=”1″ char=”usa”]βカロテンやビタミンD、E、Kなどは、「脂溶性ビタミン」といわれており、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。[/char]
緑黄色野菜、果物と一緒に
緑黄色野菜や果物には、ビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に関与したり、シミ・ソバカスの原因となるメラニンを抑制したりなど、美容によいビタミンです。
その他にも、生活習慣病予防や、ストレス耐性の強化など、さまざまなはたらきがあります。
ところが、ビタミンCは、壊れやすく、吸収されにくい性質をもっています。
しっかり摂取するためには、ちょっとした工夫が必要です。
そこでおすすめしたいのが、アスパラと一緒に食べることです!
アスパラの穂先に多く含まれる「ルチン」には、ビタミンCの吸収を高めるはたらきがあります。
ビタミンCは、緑黄色野菜や果物に多く含まれています。
たとえば・・・
- にんじん、ブロッコリー、ピーマン
- キウイ、柿、いちご
などです。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
アスパラと果物などを混ぜて、フルーツサラダにしたり、油を使って野菜炒めにするのもおすすめです。
わかめ・こんぶと一緒に
アスパラに含まれる「アスパラギン酸」のパワーは、疲労回復やデトックス効果など、とにかくスゴいです。
詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
さて、そんな素晴らしいアスパラギン酸ですが、なんと、吸収率を高めてくれる成分があります。
それが、わかめやこんぶに含まれる「アルギン酸」です。
わかめやこんぶって、ヌルヌルしていますよね?あのヌルヌル成分が、アルギン酸です。
アルギン酸自体にも、コレステロールを下げたり、腸内環境を整えるはたらきがあります。
アスパラギン酸のパワーと合わせて、ぜひ食べていきたいですね!
アルギン酸は、わかめやこんぶなどの海藻類に多く含まれます。
アスパラとわかめ・こんぶを和え物にしたり、スープにするのがおすすめです。
また、海藻サラダにアスパラを加えるのもおすすめです。
ミネラル成分と一緒に
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アスパラギン酸には、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどといったミネラルを、体全体に運ぶはたらきがあります。
とくに、マグネシウムには疲労回復効果、カリウムには筋肉の動きを正常にする効果があります。
それらの効果を、アスパラギン酸は高めてくれます。
カルシウムは、乳製品や魚介類に多いです。
- チーズ、牛乳
- いわし、ししゃも、あゆ
カリウムは、果物や野菜、豆類に多く含まれます。
- ほうれん草、パセリ、山芋
- バナナ、メロン
- 納豆、大豆
マグネシウムは、大豆製品、海藻、魚介類に多く含まれます。
- 豆腐、納豆
- のり、わかめ、こんぶ
- いくら、するめ、あさり
なお、私はアスパラのベーコン巻きにチーズをのせるのが大好きです。
スタミナ満点、食欲も湧いてくるので、おすすめです。
成分を残したいなら、煮るより「炒める」
ビタミンB2やビタミンC、カリウムなど、アスパラに含まれる成分は、水に溶けるものが多いです。
長時間水につけたり、お湯で煮たりすると、成分の損失が多くなるんです。
このため、水を使わずに炒めたり、サラダなど、生に近い状態で食べるのがおすすめです。
煮る場合は、スープなど、汁ごと頂ける料理にしましょう。
水溶性ビタミンについては、以下の記事で詳しく説明しています。
まとめ
今回は、アスパラと相性バツグンな、おすすめの食べ物を紹介しました。
お肉やお魚、海藻など、たんぱく質やマグネシウムを含む食べ物と一緒に摂ることで、疲労回復効果がアップします。
また、野菜や果物と一緒に摂ることで、効率よくビタミンCを摂取することができます。
なるべく、水につけすぎないようにするのが、栄養を失わないコツです。
疲れが溜まったと感じたときは、アスパラをうまく料理して、パワーを回復させていきましょう!
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