
「アスパラって、何色?」
そう聞かれたとき、ほとんどの人は
「緑!」
と答えるはずです。
私も、そう答えます!
日本に流通しているアスパラの9割は、緑色のアスパラといわれています。
↓こんなタイプのやつです。
でも、アスパラにもたくさん種類があるんです。
なかには、鮮やかな見た目のものや、可愛らしいもの、オシャレなものもあります。
これがけっこう面白くて、ついついアスパラ画像に見入ってしまうくらい・・・
今回は、そんな色とりどりのアスパラ5種類を紹介したいと思います。
料理やお弁当に使えば、注目されること間違いナシです!
後半には、アスパラの色を鮮やかにキープするコツも紹介していますので、ぜひご覧ください。
もくじ
アスパラの種類
[char no=”2″ char=”kuma”]それでは、これから5つのアスパラを紹介していくよ![/char]
ホワイトアスパラガス
その名のとおり、真っ白なアスパラが、こちらの「ホワイトアスパラガス」です。
缶詰でもおなじみですね。
じつは、ホワイトアスパラガスも、緑のアスパラガスも、同じ品種なんです。
じゃあ、なぜホワイトアスパラガスは白いのか、といいますと・・・



光を当てずに育てているからです!
土をかぶせたりなどして、日光に当てずに育てると、光合成ができないため、緑色の色素が作られません。
このため、真っ白なアスパラとなるんですね。
ただし、お日様の光を浴びていないので、栄養は少なめです。
これは、残念ですが仕方ないですね。
とはいえ、ホワイトアスパラには、シャキシャキした食感や、独特の甘味や香りなど、他のアスパラには無い魅力があります。
お料理の目的に合わせて、うまくアスパラを使い分けていきたいですね。
パープルアスパラガス
こちらも、その名のとおり、全体が紫色のアスパラガスです。
緑色のアスパラと比べて、香りがよく、甘みがあります。
また、比較的柔らかいので、生で食べやすいアスパラです。
生産量が少ないため、あまり見かける機会がありません。
レア度やインパクトは抜群なので、なにか特別なシーンで使ってみたいアスパラですね!
ちなみに、この紫色は、アントシアニンなどのポリフェノールによるものです。
ポリフェノールには、お肌を若く保つ効果があるので、美容にもいいですよ!
とくに、アントシアニンは眼精疲労にも効果的なポリフェノールです。
パソコンやスマホなどで、目が疲れているときにおすすめです。
ただし、ちょっと注意したい点が。
このパープルアスパラ、加熱すると、紫色の色素が落ちてしまいます。
紫色のもととなっているアントシアニンは、熱に弱いんです。
なので、鮮やかなパープルを楽しみたい場合は、生のまま、サラダなどにして食べるのがおすすめです。
ちなみに、新鮮なものほど、柔らかいので、すぐに召し上がるのがオススメです。
グリーンアスパラガス
わたしたちにとって、一番おなじみなのが、このグリーンアスパラです。
野菜類のなかでも、豊富な栄養を含んでいます。
とくに、疲労回復によいビタミンB群や、貧血予防に効果的な鉄分などは、野菜類トップクラスの含有量です。
気になる方は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください。
ミニアスパラガス
ミニアスパラガスは、グリーンアスパラガスを、若い段階で収穫したものです。
だいたい10cmくらい成長したところで、収穫しています。
栄養や成分などは、グリーンアスパラとほとんど変わりません。
柔らかいので、下ごしらえなどの手間をかけずに、調理できる点がメリットです。
あと、ちっちゃくてカワイイです。お弁当に入れたくなります。
数本まとめて肉巻きにすると、いつもと違った食感が味わえますよ!
アスパラソバージュ(アスペルジュ・ソバージュ)
見た目や名前がとってもオシャレなのが、こちらのアスパラソバージュです。
アスペルジュ・ソバージュとも呼ばれています。
「アスパラ」という名前がついていますが、じつは品種が異なります。
グリーンアスパラが「ユリ科アスパラガス属」なのに対し、アスパラソバージュは「ユリ科オルニソガラム属」です。
なお、原産はヨーロッパで、最大の輸入元はフランスです。
なんとなく、それっぽい名前ですよね。
とても高価な野菜で、日常でお目にかかる機会は少ないかもしれません。
日本では、おもにフレンチ・イタリアンレストランなどでの利用が多いです。
魚料理の付け合せや、パスタの具などで使われています。
クセのない味わいで、サクサクとした食感があり、少し粘り気があります。
グリーンアスパラの色を鮮やかにするには?
できるなら、色鮮やかなアスパラを食べたいですよね。
お料理やお弁当の見栄えが、かなり変わりますし。
画像引用元:photolibrary
じつは、ちょっとした工夫で、彩りを鮮やかにできます。
ポイントは、塩ゆでです。
沸騰したお湯に、塩を入れてから茹でましょう。
塩の量は、1リットルあたり、小さじ2杯が目安です。
[char no=”1″ char=”usa”]アスパラの緑色は、クロロフィル(葉緑素)によるものです。クロロフィルの分子は、ナトリウム(塩)イオンと相性がいいんです。
塩を入れることで、クロロフィルの酸化を抑え、鮮やかな緑色をキープできます。[/char]
だいたい1分~2分程度で茹で上がったら、サッと冷水につけて粗熱をとりましょう。
こうすることで、色が悪くなるのを止められます。
[char no=”1″ char=”usa”]クロロフィルには、熱で褐色に変色する性質があります。このため、すぐに冷まし、変色を抑える必要があります。[/char]
また、冷水につける際も、長くつけすぎると、水溶性の成分が流出してしまいます。
サッと茹でて、サッと冷ますのが、色鮮やかに、おいしく調理するポイントです。
まとめ
今回は、色鮮やかなアスパラ5種類を紹介しました。
アスパラといえば、「緑」のイメージですが、白や紫など、おもしろいカラーが揃っています。
とくに、パープルアスパラは、ポリフェノールなどが豊富で、美容にもおすすめです。
また、小さいミニアスパラや、高価なアスパラソバージュなど、ほかにもたくさんのアスパラが存在します。
ちょっと気分を変えたいときや、みんなを驚かせたいときなどに、こういったアスパラを使ってみると面白そうですね!
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