アスパラが高血圧に効く!5つの成分が逃げにくい調理法は?

 

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「血圧が高くて・・・健康診断の結果も悪かったし・・・」

「旦那が高血圧なんだけど、食事はどうしたらいいかしら・・・」

 



 

高血圧に悩む方は多いです。

じつは、私の祖父も高血圧で、私が小さい頃は、いつも薬を飲んでいました。

(ただ、祖父は食生活がド派手だったので、まずはそこから改善したほうが・・・と、幼心に思っていました・・・)

もちろん、薬を飲むことも大切ですが、普段の食事からでも、高血圧の予防・改善はできるんです。

 

たとえば、今回ご紹介するアスパラ。そろそろ旬の季節ですね。

アスパラには、高血圧に効く成分が、野菜類のなかでも多く含まれているんです。

旬の季節は、栄養も豊富で柔らかく、ぜひ食べたいところです。

 

今回は、アスパラに含まれる、高血圧に効く5つの成分を紹介します。

後半では、これらの成分が逃げにくい調理法も掲載していますので、ぜひご覧ください。

アスパラに含まれる高血圧に効く成分

 

[char no=”1″ char=”usa”]これより、アスパラに含まれる、高血圧に効く成分を紹介していきます![/char]

カリウム

カリウムは、ナトリウムと協力して、細胞内外の水分濃度を保つはたらきを担っています。

食事などが原因で、体内の塩分濃度が高まると、余分な塩分(ナトリウム)の排出を促してくれます。

このため、塩分の取りすぎによる、高血圧の予防に適しているんです。

アスパラギン酸

アスパラギン酸には、毛細血管を拡張して、血圧を下げるはたらきがあります。

このため、高血圧対策のために、ぜひ摂りたい成分です。

[char no=”2″ char=”kuma”]そういや、アスパラギン酸って、栄養ドリンクのCMでも見たなぁ。[/char]

[char no=”1″ char=”usa”]確かに、成分として使われていますね。アスパラギン酸は、新陳代謝を活発にするので、疲労回復や滋養強壮にも効果的です。[/char]

ルチン

ルチンは、蕎麦などにも多く含まれるポリフェノールの一種です。

毛細血管の弾力を高めたり、傷んだ血管を修復するはたらきがあります。

抗酸化ビタミン・ポリフェノール

抗酸化ビタミンとは、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEのことをいいます。

いずれも、アスパラに多く含まれるビタミンです。

 

これらの抗酸化ビタミンや、ポリフェノールには、活性酸素を除去する「抗酸化作用」があります。

活性酸素は、血液中の中性脂肪やコレステロールを酸化させることで、動脈硬化や血管の老化を進めます。

抗酸化ビタミンやポリフェノールは、余分な活性酸素を分解するので、血管を守り、血液をサラサラにする効果が期待できます。

このため、血圧の上がり方が緩やかになり、高血圧の予防・改善につながります。

アスパラプチン

理化学研究所の研究によると、血圧を下げる成分をアスパラから見つけ、「アスパラプチン」と命名したそうです。

理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター統合メタボロミクス研究グループの中林亮研究員、斉藤和季グループディレクター、楊志剛元特別研究員らの研究チーム※は、含硫黄代謝物特異的分析手法「S-オミクス[1]」を用いて、血圧の上昇に関与するアンジオテンシン転換酵素(ACE)[2]に対して阻害活性を示す含硫黄代謝物をアスパラガスから新たに発見し、アスパラプチンと命名しました。

引用元:血圧上昇に関与する酵素を阻害する新規含硫黄代謝物を発見|理化学研究所

今後、研究が進めば、健康食品や医薬品などへの展開も期待できるそうです。

 

なお、アスパラプチンは、パープルアスパラガスよりも、グリーンアスパラガスやホワイトアスパラガスに多いそうです。

高血圧の予防・改善を重視する場合は、グリーンやホワイトアスパラがおすすめですね。

 

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アスパラの部位で、効能が変わる?

ここまで、高血圧に効く成分を紹介してきましたが、じつは、アスパラの部位によって、これらの成分が含まれる量が異なります。

以下の画像では、アスパラの写真に、赤マル青マル黄線でペン入れしています。


画像引用元:photolibrary

 

赤マル(穂先):ルチン、アスパラギン酸が多い

青マル(“はかま”の部分):アスパラプチンが多い

黄線(皮):ポリフェノールが多い

となっています。

※青マルの”はかま”とは、アスパラの節にある三角形の褐色部分のことです。

部位によって含まれる量は異なるものの、アスパラ全体に、高血圧に効く成分が含まれています。

なので、やはり、丸ごと全部食べるのがおすすめです。

「炒める」と成分が逃げにくい

アスパラで高血圧予防・改善をしたい場合は、茹でるよりも「炒める」料理がおすすめです。

というのも、アスパラに含まれる抗酸化ビタミンやカリウムなどは、水に溶ける性質を持っているからです。

茹でたり、水に長時間つけたりすると、成分がアスパラから溶け出してしまい、損失してしまうんです。

このため、水をあまり使わない炒め物や揚げ物、焼き物などにすると、成分の損失を少なく抑えられます。

ただし、揚げ物などにすると、カロリーが高めになりますので、食べ過ぎに注意です。

 

また、日にちが経ったアスパラは、硬くなってしまい、炒めただけだと、筋や繊維が残り、食感が悪くなります。

炒める場合は、なるべく新鮮なアスパラを使うことをおすすめします。

 

どうしても硬い場合は、サッと下茹でしたり、電子レンジでチンしてから炒めるといいですよ。

アスパラを柔らかくしたいときは、こちらの記事が参考になります。

アスパラが硬い!喉に刺さる!柔らかくする下ごしらえを紹介

まとめ

今回は、高血圧に効くアスパラの成分を中心に、ご紹介しました。

カリウム、アスパラギン酸、抗酸化ビタミンなど、アスパラには高血圧に効果的な成分が多く含まれています。

近年発見された、アスパラプチンの展開にも注目したいですね。

 

血圧を下げたいときは、水を使わない、炒め物などがおすすめです。

ただし、硬いアスパラの場合は、下茹でや、電子レンジでチンして柔らかくするのもいいです。

 

高血圧は、普段の食事を見直すことで、予防・改善が大いに期待できます。

アスパラを食べることも大切ですが、塩分や、脂っこいものを食べすぎないようにするといったことも重要です。

食べ物を正しく食べて、少しずつ、確実に、からだを健康にしていきましょう!

 


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