
「ザクロに含まれる栄養や成分が知りたい!」
「ザクロの効能は?食べると、どんないいことがあるの?」
今回の記事では、そのような疑問に答えています。
ザクロって、あまり見かけない果物ですよね。
スーパーなどでも、売っているところはわずかです。
もちろん、お住まいの地域や店舗によって差はありますが、ちょっとマニアックな果物というイメージの方が多いはず。
ですが、ザクロには、健康によい成分が多く含まれているんです。
知らないままだと、もったいないくらいです。
そこで今回は、ちょっと珍しい果物、ザクロについて、栄養と効能を中心に紹介していきます。
ザクロの食べ方についても、後半で触れていますので、あわせてご覧ください。
ザクロの栄養成分
[char no=”1″ char=”usa”]さっそくですが、ザクロに含まれるおもな栄養・成分を見ていきましょう。[/char]
- ビタミンB群
- ビタミンC
- パントテン酸
- 葉酸
- カリウム
- クエン酸
- ポリフェノール
文部科学省HP掲載の食品成分表を見たところ、ビタミンCとカリウムの量が比較的多いです。
ただ、他の果実類と比べると、そこまで多くはありません。
では、なぜザクロがここまで注目を集めるのでしょうか?



答えは、ポリフェノールです!
ザクロには、さまざまなポリフェノールが、豊富に含まれています。
- アントシアニン
- タンニン
- レスベラトロール
- エラグ酸
[char no=”1″ char=”usa”]ポリフェノールとは、植物に含まれる、苦味や渋み、色素などの天然成分のことです。[/char]
これらのポリフェノールが、からだにとてもイイんです。
詳しくは、すぐあとの「ザクロの効能」で紹介しますね!
ザクロの効能
[char no=”2″ char=”kuma”]さっそくだけど、ザクロをたべると、どんないいことがあるの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]さきほど紹介した「ポリフェノール」による、強い抗酸化作用が期待できます。
有害な活性酸素を取り除いてくれるんです![/char] [char no=”2″ char=”kuma”]・・・え?なに、その「活性酸素」とか、「抗酸化作用」とかって・・・何なの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]ますは「活性酸素」から説明しますね。
活性酸素は、本来、わたしたちのからだに入ってきた細菌やウイルスを撃退する物質です。
ところが、量が増えすぎると、細胞をサビつかせてしまうんです。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]え?じゃあ細胞がサビちゃうと、どうなるの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]たとえば、ネジやクギがサビると、使い物にならなくなりますよね。
それと同じで、細胞がサビると、本来のはたらきができなくなります。
たとえば、厚生労働省WEBサイトの情報提供ページによると・・・[/char]
[char no=”1″ char=”usa”]このように、活性酸素の増えすぎは、さまざまな悪影響をおよぼすんですね。[/char]活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
活性酸素による悪影響例
- 動脈硬化
- がん
- 老化
- 免疫機能の低下
[char no=”1″ char=”usa”]さて、ここで登場するのが、「抗酸化作用」です![/char] [char no=”2″ char=”kuma”]お、ようやく出てきたね。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]「抗酸化作用」とは、増えすぎた活性酸素を取り除く作用のことをいいます。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]へー、すごいね。ってことは、抗酸化作用のあるものを食べると、活性酸素を減らせるってこと?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]その通りです。活性酸素が減ることで、細胞の酸化が抑えられるんです。
そして、細胞の酸化が抑えられることで、動脈硬化や老化などを予防・改善する効果が期待できるんです。
ザクロには、強い抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富なので、さらに期待が高まる、ということです。[/char]
-
増えすぎた活性酸素は、細胞を酸化させる
活性酸素は、細菌やウイルスなどから、わたしたちの体を守るはたらきをしています。しかし、ストレスや紫外線などの理由で、量が増えすぎると、細胞を酸化させてしまいます。
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ポリフェノールが、活性酸素を取り除く
ザクロに含まれるポリフェノールには、余分な活性酸素を分解する抗酸化作用があります。
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さまざまな健康効果
活性酸素が減少し、細胞の酸化が抑えられることで、動脈硬化や老化の予防・改善など、さまざまな健康効果が期待できます。
ポリフェノールの持つ抗酸化作用を踏まえたうえで、ここからは、ザクロの効能について、少し細かく見ていきましょう。
美容・アンチエイジング
ザクロに含まれるアントシアニンやエラグ酸などのポリフェノールには、強い抗酸化作用があります。
先ほどの説明のとおり、細胞の酸化を抑えることで、老化を防ぐはたらきが期待できます。
また、ザクロに含まれる、ビタミンCは、シミ・ソバカスの原因となるメラニン色素を抑制するはたらきがあります。
美しい肌をキープするのにも効果的です。
動脈硬化・生活習慣病予防
体内の中性脂肪やコレステロールは、活性酸素によって酸化すると、過酸化脂質という物質になります。
この過酸化脂質が血管に付着し続けることで、血管がもろくなってしまい、動脈硬化を起こす原因となります。
動脈硬化になると、血が流れにくくなるため、心臓の負担が高まり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすリスクが増えます。
先ほど紹介したとおり、ザクロには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。
動脈硬化や、生活習慣病予防などに効果的です。
ダイエット・むくみの改善
ザクロのカロリーは、100gあたり56kcalで、とても低いです。
このため、ダイエット中でも、安心して食べられます。
また、余分な水分の排出を促すカリウムが含まれているため、
むくみの予防・改善も期待できます。
ザクロの食べ方について
ここでは、ザクロの食べ方について、簡単にですが紹介していきます。[/char]
ザクロの中身には、小さな赤い粒がたくさん詰まっています。
この赤い粒を、まずは丁寧に取り出しましょう。
ザクロの先端部分を包丁で切り、そこから十字に切り込みを入れて、手でむきます。
包丁で「エイヤッ!」と真っ二つにしようとすると、中身の粒が割れて果汁があふれます。切れ込みを入れて、手でむくようにしましょう。
赤い粒を丁寧に取り出し、水洗いすればOKです。
この粒を、そのまま食べても美味しいですし、サラダやヨーグルトなどに入れてもいいです。
たくさんある場合は、ジュースなどにするのもおすすめです。
まとめ
今回は、ザクロの栄養と効能を中心に紹介しました。
ポリフェノールが豊富で、美容やアンチエイジング、生活習慣病予防などにおすすめです。
また、果実を食べるときは、丁寧に中身の粒を取り出すようにしましょう。
普段、あまり手にすることがない果物かもしれませんが、美容や健康にとてもよい果物です。
スーパーなどで見かけたときや、秋の旬の季節などに、手にとって味わってみてはいかがでしょうか?