
「グァバってどんな栄養があるの?」
「食べると、どんないいことがあるの?」
この記事では、そんな疑問に答えていきます。
南国フルーツの代表格といえば、グァバです。
グァバジュースやジャムなど、よく売られていますよね。
最近ですと、グァバ茶も人気です。
でも、どんな栄養が含まれているのか、どんな効能があるのかを知っている方は少ないと思います。
じつは、そこにグァバの人気のヒミツがあります。
そこで今回は、グァバの栄養と効能を中心に紹介していこうと思います。
ちょっと珍しい果物ですが、たっぷり栄養が詰まっていますので、見ていきましょう!
もくじ
グァバに含まれるおもな栄養成分
さっそくですが、グァバに含まれるおもな栄養・成分は以下の通りです。
- βカロテン
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- 食物繊維
- ポリフェノール
※ビタミンB群はグァバの果実に、ポリフェノールはグァバの葉に多く含まれます。
このうち、とくに多く含まれるのがビタミンCです。
可食部100gあたりに、220 mgが含まれています。
これはとても多い量で、果物のなかではアセロラに次いで2番目です。
可食部100gあたりのビタミンC含有量
果物名 | 含有量(mg) |
いちご 生 | 62 |
レモン 全果 生 | 100 |
キウイフルーツ 黄肉種 生 | 140 |
グァバ 赤肉種・白肉種 生 | 220 |
※文部科学省ホームページ掲載の日本食品標準成分表より引用しています。
上の表のとおり、レモンの2倍以上のビタミンCが含まれています。
ビタミンCが欲しいときに、ぜひ食べたい果物ですね。
そのほかにも、グァバの葉に含まれるポリフェノールには注目です。
最近だと、「グァバ茶」も人気ですよね。
ポリフェノールとは、植物に含まれる、色素や、苦味、渋みなどといった天然成分です。
グァバの葉には、タンニンやケルセチンといったポリフェノールが多く含まれます。
これらのポリフェノールは、美容と健康にとっても良いんです。
詳しくは、グァバの効能のところで紹介しますね!
グァバの効能。こんな効果が期待できる!?
[char no=”1″ char=”usa”]グァバを食べると、たくさんいいことがあります。さっそく見ていきましょう。[/char]
美容効果
グァバには、美容によいビタミンがたくさん含まれています。
たとえば、コラーゲンの合成や、シミ・ソバカスを抑制するビタミンCが、果物のなかでも多く含まれます。
また、ビタミンビタミンB群は、お肌の新陳代謝を促進し、ニキビや肌荒れを改善させる効果があります。
なお、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEは、抗酸化ビタミンと呼ばれています。
老化の原因となる「細胞の酸化」をおさえ、アンチエイジング効果をもたらしてくれます。
-
増えすぎた活性酸素は、細胞を酸化させる
活性酸素は、細菌やウイルスなどから、わたしたちの体を守るはたらきをしています。しかし、ストレスや紫外線などの理由で、量が増えすぎると、細胞を酸化させてしまいます。サビたネジが使い物にならないのと同じで、サビた細胞は本来の機能を失い、これが皮膚や肌の老化の原因となります。
-
抗酸化ビタミンが、活性酸素を取り除く
グァバに含まれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化ビタミンには、余分な活性酸素を分解するはたらきがあります。
-
アンチエイジング・美容効果
活性酸素が減少し、細胞の酸化が抑えられることで、皮膚や肌の老化を食い止めます。
生活習慣病予防・ダイエット
グァバの葉に多く含まれるポリフェノールは、糖の吸収をゆるやかにしてくれます。
でんぷんや砂糖等の糖質を分解する消化酵素(α-アミラーゼ、マルターゼ、スクラーゼ)の働きを弱めますので、でんぷんからできるブドウ糖の量を少なくすることができます。従って、でんぷん等の糖質を含む食事を食べる際にグァバ茶を飲用すると消化管での糖の吸収が穏やかになり、食後血糖値の上昇が抑えられます。
血糖値の急な上昇が抑えられるため、糖尿病などの生活習慣病予防に効果的です。
また、余分なブドウ糖が減ると、脂肪がつきにくくなるため、ダイエット効果が期待できます。
-
血糖値が上昇すると、インスリンの分泌量が増える
インスリンは、糖をエネルギーに変えるはたらきをしますが、同時に、余った糖を脂肪に変えて、蓄えようとします。
-
グァバ茶ポリフェノールが、糖の吸収をゆるやかにする
血糖値の上昇がゆるやかになり、インスリンの分泌量が減少します。
-
脂肪の蓄積を抑えられる
ブドウ糖の体への取り込み量が減るため、肥満防止、ダイエットによい。
[char no=”1″ char=”usa”]グァバの葉のポリフェノールは、あくまで「葉」に含まれるポリフェノールです。
グァバの果実には含まれていないので、注意しましょう。[/char]
グァバの食べ方
[char no=”2″ char=”kuma”]グァバの食べ方について、簡単に紹介するよ![/char]
生で食べる
熟したグァバは、そのまま生で食べることができます。
皮ごと食べられますが、食感が気になる方は、むいてもいいです。
種が固いこともあるので、食べる際は気をつけてください。
グァバの種を食べすぎると、お腹を壊すことがあるそうです。種の食べ過ぎには気をつけて下さい。
ジュースやスムージーに
グァバは、ジュースにしても美味しい果物です。
皮をむいたグァバをミキサーにかけて、お好みで水と砂糖を加えれば、お手製グァバジュースの完成です。
牛乳やヨーグルトを加えて、スムージーにするのもおすすめです。
南国気分も味わえて、ちょっと素敵なひとときを楽しめます。
まとめ
今回は、グァバの栄養と効能を中心にご紹介しました。
豊富なビタミンCや抗酸化ビタミンによる、美容・アンチエイジング効果が期待できます。
また、グァバの葉には、ダイエットや生活習慣病予防に効果的なポリフェノールが多く含まれています。
手に入れた際は、南国気分を味わいながら、ぜひ美味しくいただきましょう!
グァバも紹介されています。果物で栄養を摂りたい方におすすめの記事です。