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1月7日は、七草の日です。おせち料理やお酒などで、疲れた胃腸を整えるために、からだにやさしい七草がゆを食べる日です。

古くから存在する風習で、カレンダーの1月7日の欄にも「七草」がバッチリ記載されています。

でも実際のところ、「胃腸に良さそう」ってイメージはあるけど、どんな栄養や効果があるのかを、知っている人は少ないと思います。

そもそも、七草をすべて言える人って、とっても少ないと思います。

せっかくですので、今回は、七草の種類と栄養・効能について、ご紹介したいと思います。

七草を食べる前に、しっかりと予習しておきましょう!

 

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七草の起源

七草粥を食べる習慣は、中国から伝わったといわれています。

唐の時代に、7種類の野菜を使ったスープを食べて、健康を祈る「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という風習があったそうです。

その風習が日本に伝わり、今の七草の習慣へとつながっています。

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七草の種類と栄養・効能

七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのことをいいます。

ここからは、春の七草の種類と、その栄養・効能についてご紹介していきます。

セリ(芹)

シロネグサ(白根草)ともいわれています。香りがよく、おひたしや鍋などに利用されることが多いです。

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葉の部分には、ビタミンCが豊富に含まれています。可食部100gあたりに20mg含まれており、これは、ほうれん草や春菊の葉と同じくらいの含有量です。

ビタミンCには、免疫力を高めたり、美しいお肌を保つはたらきがあります。風邪が流行しやすい冬には、ぜひ摂っておきたいビタミンです。

せり 茎葉 生 20 mg
ほうれんそう 葉 夏採り 生   20 mg
しゅんぎく 葉 生    19 mg 

また、βカロテンも豊富で、チンゲンサイに迫るほどの含有量です。βカロテンは、必要な分が体内でビタミンAに変換されます。

皮膚や粘膜を正常に保ったり、目のはたらきを維持する効果があります。

チンゲンサイ 葉 生 2000 µg
せり 茎葉 生  1900 µg

また、セリ独特の香りに含まれる「オイゲノール」には、鎮静効果があります。歯科治療でも、消毒や鎮痛のために使われているそうです。

ナズナ

ペンペン草とも呼ばれています。天ぷらやおひたしなど、さまざまな食べ方ができる野草です。

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野菜類のなかでも豊富にカルシウムを含んでおり、100mgあたりの含有量は、モロヘイヤやケールといった栄養豊富な野菜よりも多いです。

なずな 葉 生    290
モロヘイヤ 茎葉 生    260
ケール 葉 生    220

また、ビタミンKも野菜類のなかでは豊富です。ビタミンKには、止血や骨の形成を促進するはたらきがあります。先述のとおりカルシウムも豊富ですし、ナズナは骨にもよい野菜といえますね。

ゴギョウ

ハハコグサ(母子草)、オギョウとも呼ばれます。

昔は、草餅に使われていたそうです。ヨモギが使われるようになってからは、草餅としての需要は減ってしまいました。

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現在では、お茶として使われることが多いです。ゴギョウを刻んで日干しにしたものは、咳止め利尿効果などがあります。

 

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ハコベラ

ハコベ(繁縷)とも呼ばれます。昔は虫歯の治療薬として、ハコベラと塩を混ぜたものを塗っていたそうです。

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また、利尿作用のあるサポニンも含まれています。

ホトケノザ

標準和名はコオニタビラコ(子鬼田平子)です。単にタビラコ(田平子)と呼ばれることもあります。

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ややこしいことに、「ホトケノザ」という標準和名をもつシソ科の植物が存在します。こちらは、七草のホトケノザと違い、食用ではありません。

コオニタビラコには、解熱・鎮痛作用があるといわれています。

スズナ

スズナとは、カブのことです。葉の部分には、ビタミンA(βカロテン)ビタミンB群ビタミンCなどが豊富に含まれています。免疫力の向上や、老化防止、美容などに効果的です。

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また、白い根の部分には、デンプンを分解するアミラーゼが含まれており、消化促進や胃もたれを予防する効果があります。

かぶの栄養と効能

スズシロ

スズシロとは、大根のことです。

スズナ(カブ)と同様に、葉の部分には、ビタミンA(βカロテン)ビタミンCカルシウムなどの栄養が豊富に含まれています。

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白い根の部分には、消化を促進するアミラーゼが多く含まれています。胃腸にやさしい成分です。

大根の栄養と効能

七草粥をつくるには?

ここまでご紹介してきたとおり、七草には胃腸にやさしい成分が多く含まれています。

ただ、七草粥を食べようと思っても、どうやって作ればいいのかわからない方は多いと思います。スズナやスズシロはまだしも、ゴギョウやハコベラなどは、売っている店を見つけるのが難しいと思います。

そんなときに役立つのが、「七草セット」です。七草の時期になると、スーパーなどでパック売りされていることが多いので、それを利用するのが手っ取り早いです。

おかゆを炊き、お好みで塩を入れ、茹でた七草セットを入れれば、簡単に七草粥をつくることができます。

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まとめ

今回は、七草粥の種類と、栄養・効能についてご紹介しました。

七草には、消化によい成分や、各種ビタミンが豊富に含まれており、胃腸を整えたり、免疫力を高めるのに効果的です。

年末年始は、1年を通して、もっとも胃腸に負担をかけるイベントのひとつです。

1月7日は、七草を食べながら、古くから伝わる伝統に思いをよせつつ、疲れた胃腸を癒やしてみるのはいかがでしょうか?

 

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