
ビタミンKは、「止血のビタミン」とも言われており、血液の凝固に関与して、出血を止める働きをします。
その他にも、カルシウムの骨への沈着に関与し、じょうぶな骨づくりをサポートします。
ビタミンKは腸内細菌によって体内でも生成されるため、欠乏症になることは少ないと言われていますが、バランスの良い食事を心がけることは大切です。
身近にある野菜をうまく利用して、しっかりとビタミンKを摂っていきましょう!
[char no=”1″ char=”usa”]今回は、ビタミンKの含有量が多い野菜TOP10をご紹介していきます。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]すぐ下のもくじから、気になる順位にすぐ飛べるので、使ってみてね。[/char]
なお、今回のランキングは、主要な野菜のみに絞ったランキングになります。
また、作成にあたり、下記のサイトを参考にしています。
日本食品標準成分表 (文部科学省ホームページ)
野菜ナビ 栄養成分表
※6位、8位については、含有量がほぼ同じものがあったため、同率として紹介しています。
それでは、ランキングスタートです!
もくじ
10位
第10位は、キャベツ(生)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、78 µg です。
キャベツには、胃腸の調子を整えたり、潰瘍を予防・改善するはたらきのあるビタミンU(別名:キャベジン)も豊富に含まれています。
カロリーも低いため、ダイエットなどにもおすすめです。
キャベツの栄養と効能をまとめた記事があります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
ちなみに・・・
キャベツって、たまに辛いとき、ありませんか?
そんなときは、こちらの記事が参考になります。
9位
第9位は、白菜(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、87 µg です。
お鍋といえば、白菜!
水分量が多く、よくダシを染み込むため、スープなどにも最適です。
そこまで多くの栄養素を含んでいるわけではありませんが、ビタミンCやカリウム、食物繊維などを、バランス良く含んでいます。
カロリーも低いので、ダイエット中でも安心です。
白菜の栄養と効能をまとめた記事があります。
詳しくは、こちらをチェックです!
8位
第8位は、葉ねぎ(生)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、110 µg です。
ねぎには、大きく分けて2種類あります。今回ランクインした「葉ねぎ」と、白い部分が多い「白ねぎ」です。
葉ねぎは、その名の通りねぎの葉の部分で、ビタミンなどを豊富に含みます。
詳しくは、ねぎの栄養と効能をまとめた記事がありますので、そちらをご覧ください。
6位
同率第6位の1つ目は、こねぎ(生)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、120 µg です。
こねぎは、葉ねぎを若いうちに収穫したものです。
万能ねぎとも呼ばれ、料理の薬味などに使われることが多いです。
風味のある香りは、食欲を高めてくれます。
6位
同率第6位の2つ目は、チンゲン菜(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、120 µg です。
中国野菜のなかでも、最も日本に普及したのが、チンゲン菜です。
日中国交正常化後にやってきた新参の野菜ですが、あっという間に広まりました。
βカロテンやビタミンCなどといったビタミン類も豊富で、栄養のある野菜のひとつです。
チンゲンサイの栄養と効能をまとめた記事があります。
くわしくは、こちらをご覧ください。
5位
第5位は、ブロッコリー(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、150 µg です。
βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸などを多く含む、栄養のある野菜のひとつです。
免疫力の向上や、美肌効果などが期待できます。
詳しくは、ブロッコリーの栄養と効能をまとめた記事で紹介しています。
3位
同率第3位の1つ目は、小松菜(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、320 µg です。
βカロテンやビタミンCなど、豊富なビタミンを含みます。
カルシウムの含有量は野菜類トップクラスで、栄養価の高い野菜のひとつです。
なお、小松菜という名前は、徳川幕府8代将軍、徳川吉宗から名付けられたといわれています。
詳しくは、小松菜の栄養と効能をまとめた、以下の記事で。
3位
同率第3位の2つ目は、ほうれん草(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、320 µg です。
ランキングの常連、ほうれん草が、ビタミンK部門でもランクインです。
βカロテン、ビタミンC、鉄分、葉酸など、豊富なビタミン・ミネラルを含みます。
ポパイがパワーを出せるのも、うなずけますね。
詳しくは、ほうれん草の栄養と効能をまとめた記事で、紹介しています。
2位
第2位は、ニラ(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、330 µg です。
パワーフードの定番、ニラがランクインです。
強いにおい成分の「アリシン」には、殺菌作用や、疲労回復効果が期待できます。
ビタミンB1の吸収を高めるはたらきもありますので、ビタミンB1を含む食べ物と一緒に摂るのがおすすめです。
ニラに関しては、栄養や効能、臭いの抑え方など、いくつか記事でまとめています。
ニラに興味ある方は、こちらも、ぜひご覧ください。
1位
栄えある第1位は、春菊(ゆで)です。可食部100gあたりのビタミンK含有量は、460 µg です。
ほうれん草やニラといった競合を抑え、みごと1位となりました。
独特の香りがあり、好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康によい食材です。
お鍋には、ぜひ入れておきたい野菜のひとつです。
春菊の栄養と効能をまとめた記事がありますので、詳しくはコチラをご覧ください。
ビタミンKのはたらき
ビタミンKには、以下のようなはたらきがあります。
血液を凝固させる
ケガなどで出血した後、しばらくすると、自然に血は止まりますよね。これは、血液を固める作用をもつたんぱく質である「トロンビン」による作用です。
ビタミンKは、トロンビンの前駆体のプロトロンビンを生成する際に必要不可欠な成分なんです。
カルシウムの骨への沈着をサポートする
ビタミンKには、骨にカルシウムを取り込む際に必要なたんぱく質を活性化させるはたらきや、骨からカルシウムが排出されるのを抑制するはたらきがあります。
ビタミンDなどとともに、丈夫な骨や歯をつくるために活躍しているビタミンです。
ビタミンKは油と一緒に摂ろう!
ビタミンKは、脂溶性のビタミンです。油脂と一緒に摂取することで、吸収率を高めることができます。加熱にも強いので、炒め物などにするのがおすすめです。
まとめ
[char no=”1″ char=”usa”]以上、ビタミンKの含有量が多い野菜TOP10でした。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]鍋に合いそうな野菜が多いなぁ。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]そうですね。ビタミンKは、欠乏することは少ないですが、アンバランスな食事を摂っていると不足する可能生もあります。鍋などは、お手軽に栄養が摂れるのでおすすめですね。[/char]こちらのランキングもおすすめです