
白菜といえば、鍋ですよね。白菜はダシを良く吸ってくれるので、鍋ごとに色んな白菜の味を楽しめます。冬の定番ですね。
鍋以外でも、私はよくコンソメスープにすることが多いです。ベーコンや人参をいれるだけの簡単なものですが、とっても美味しいです。
これだけ食卓に馴染んでいる白菜ですが、じつは日本に来たのは意外と最近なんです。しかも、栽培・普及までには大変な苦労が伴ったとか・・・
また、栄養面でいうと、そこまで多くの栄養素が詰まっているわけではありません。しかし、さまざまな種類の栄養をバランスよく含んでおり、カロリーも低いです。
今回は、そんな白菜について、栄養と効能を中心にご紹介していきます。
もくじ
白菜の歴史
今となっては日本の食卓に大変馴染んでいる白菜ですが、日本における歴史は意外と浅いんです。
白菜が日本にやってきたのは、なんと明治中期以降。東京で開催された博覧会にて、当時の中国から紹介されたのがきっかけだそうです。
その後、日清・日露戦争で大陸に渡った兵士たちが白菜の種を持ち帰り、これが全国的に白菜栽培がおこなわれるきっかけとなりました。
しかし、白菜の栽培は困難で、安定した栽培方法が確立し、全国的に普及したのは、昭和初期だったと言われています。
白菜の栄養
白菜には、そこまで豊富な栄養素が含まれているわけではありません。しかし、ビタミンCやカリウム、食物繊維など、幅広い種類の栄養素が含まれています。
また、ほとんどが水分なため、カロリーも低く、ダイエット向きの野菜です。
ビタミンC
ビタミンCは美容によいビタミンです。コラーゲンの生成に関与したり、シミ・ソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎます。
また、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去することで老化防止や動脈硬化予防など、さまざまな健康効果が期待できます。
その他にも、ストレス耐性に関係する副腎皮質ホルモンの分泌促進や、免疫細胞の活性化に関与したりなど、幅広い活躍をするビタミンです。
カリウム
カリウムは、ナトリウムと協力しながら、体内の水分量を調節しています。
過剰なナトリウムの排出を促したり、筋肉の機能や神経伝達の正常化などの役割を担っています。
食物繊維
食物繊維のほとんどは、体内で消化されずに腸まで届きます。便通の改善やコレステロール値の低下、血糖値の上昇をゆるやかにするなどの効果があります。
白菜の効能
比較的多く含まれるビタミンCや、カリウム、食物繊維に由来する効能が期待できます。
免疫力の向上
白菜に含まれるビタミンCには、体内に侵入してきた細菌やウイルスと戦う免疫細胞の生成に関与します。
しっかりと摂取することで、風邪などのウイルスに強いからだづくりができます。
美肌効果
白菜に含まれるビタミンCには、ハリのあるお肌づくりに欠かせないコラーゲンの生成を促進する働きがあります。
また、細胞の老化の原因となる活性酸素を除去するので、シワなどの予防にも効果的です。
他にも、シミやソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎ、美しい肌をキープするのに役立ちます。
ストレス耐性の向上
ストレスを感じると、体内の副腎と呼ばれる組織から、ストレスに対抗するためのホルモンが分泌されます。
ビタミンCは、このホルモンの分泌を促進するはたらきがあり、ストレス耐性を高めるのに一役買っているのです。
ストレスの溜まりやすい現代社会です。しっかりと摂取して、耐性を高めたいですね!
高血圧の予防
白菜に含まれるカリウムには、体内の水分量を調節するはたらきがあります。
余分な水分を排出する際に、過剰なナトリウムもまとめて排出するため、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
むくみの解消
カリウムは先述のとおり、体内の水分量を調節する役割を担っています。
余分な水分の排出を促すので、むくみの解消にも効果が期待できます。
便秘の解消
カリウムに含まれる食物繊維には、腸の動きを活発にしたり、便のかさを増やしたりすることで、便通をよくする効果が期待できます。
ダイエットに適している
白菜は95%が水分です。このため、カロリーも低く、可食部100gあたりだと、わずか14kcalです。
このため、カロリーを気にする方や、ダイエット中の方でも、安心して食べられる野菜です。
調理のコツ
白菜に含まれるビタミンCは水溶性のビタミンなので水に溶けやすいです。また、酸化されやすく熱にも弱いです。つまり、とっても壊れやすいビタミンなんです。
なので、調理の際は、水で洗い過ぎないようにしたり、加熱する際はなるべく手短に済ませるなど、なるべく栄養が逃げないように工夫しましょう。
まとめ
[char no=”1″ char=”usa”]白菜は、栄養豊富とはいえませんが、多くの種類の栄養をバランスよく含んでいます。低カロリーなので、ダイエット中でも安心して食べられます。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]鍋にするとホントいくらでも食べられちゃうよね。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]そうですね。鍋やスープなどの汁物にすると、水分に溶けた白菜の栄養を逃さず摂取できるのでおすすめですよ![/char]