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かぶといえば、私には漬物のイメージがあります。京都に旅行した際に、錦市場で買った千枚漬けが美味しくて、今でも記憶に残っています。

かぶは春の七草のひとつ、「スズナ(菘)」として、古くから親しまれています。栄養も多く、白い根の部分から葉の部分に至るまで、すべて食べられるお得な食材です。

今回は、かぶについて、栄養と効能を中心にご紹介していきます。

 

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かぶの歴史

かぶの原産地については諸説あり、中央アジアもしくはヨーロッパと言われています。

世界中で古くから食べられている食材で、古代ギリシャや中国などの古い文書にも、かぶに関する記載が残っているそうです。

日本にも古くから伝わっており、古事記・日本書紀には、かぶに関する記載もあり、この頃にはすでに食用として扱われていたみたいです。

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かぶの栄養

よく食べられている白い部分(根の部分)は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されています。それぞれ、含まれる栄養素の種類や量が異なります。

白い根の部分には、カリウムや消化酵素のアミラーゼが含まれています。一方、葉の部分には、ビタミンやカルシウムなどが多く含まれます。

どちらかというと、かぶの栄養は葉の部分に詰まっていますので、白い根の部分だけでなく、葉もしっかり食べておきたいところです。

βカロテン・ビタミンA

かぶの葉には、βカロテンが含まれています。βカロテンには抗酸化作用があり、体内で過剰に増えた活性酸素を除去することで、さまざまな病気の予防効果が期待できます。

また、βカロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。このため、βカロテンのことをプロビタミンAと呼ぶことがあります。

ビタミンAには、皮膚や粘膜の機能を保護したり、眼の機能を正常化させるといったはたらきがあります。

ビタミンC

かぶの葉にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには、免疫力を高めたり、お肌を美しく保つはたらきなどがあります。

また、抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去することでさまざまな病気の予防効果が期待できます。

ビタミンK

かぶの葉には、ビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは、ケガなどで出血した際に、血液を固めて止血を促したり、カルシウムの吸収を促進して丈夫な骨や歯をつくるサポートをします。

カルシウム

かぶの葉には、カルシウムが多く含まれています。カルシウムは、骨や歯をつくる成分です。じょうぶな骨をつくるためには欠かせません。

また、血液や細胞内に含まれるカルシウムイオンは、神経刺激の伝達筋肉の収縮などに関与します。

カリウム

かぶの根には、多くのカリウムが含まれています。カリウムには、過剰な塩分の排出を促すはたらきがあります。

アミラーゼ

かぶの根には、消化酵素のアミラーゼが多く含まれています。アミラーゼはでんぷんを分解し、消化を助けてくれます。

 

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かぶの効能

白い根の部分からは、カリウムや消化酵素のアミラーゼなどに由来する効能が、葉の部分からは、豊富に含まれるβカロテンやビタミンCなどに由来する健康効果が期待できます。

高血圧予防・むくみの改善

かぶの白い根の部分にはカリウムが多く含まれています。カリウムはナトリウムと協力し、細胞内外液の浸透圧を調整します。

過剰なナトリウムを排出するはたらきがあり、高血圧の予防・改善効果が期待できます。また、余分な水分を排出するはたらきもあり、むくみの解消にも効果があります。

消化をよくする

かぶの白い根の部分に含まれるアミラーゼは、でんぷんを分解し、消化を促進します。このため、食べ物を消化する際の胃腸の負担を軽減してくれます。

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アミラーゼなどの酵素は、一般的に熱に弱いです。摂取したい場合は、できれば生に近い状態で食べたいですね!

免疫力の向上

かぶの葉にはβカロテンが多く含まれています。βカロテンは、わたしたちの体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。

ビタミンAは、わたしたちの皮膚や、鼻・のど・口などの粘膜、胃や腸の粘膜を正常に保つはたらきがあります。

このため、ウイルスが侵入してきても、入り口の粘膜で撃退できる可能性が高くなり、結果として免疫力の向上につながります。

また、ビタミンCには、白血球などの免疫細胞を活性化させるはたらきがあり、ウイルス退治をサポートします。

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老化防止・美肌効果

シワやたるみなどの原因のひとつに、細胞の酸化が挙げられます。

わたしたちの体内には活性酸素が存在し、通常は細菌などから体を守るはたらきをしてくれています。

ところが、紫外線やストレスなどで、この活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞を錆びさせてしまいます。

細胞が錆びてしまうと、肌のハリや弾力が失われてしまい、シワやたるみなどが起きてしまうのです。

かぶの葉に多く含まれるβカロテンやビタミンCには抗酸化作用があり、細胞にダメージを与える活性酸素を除去するはたらきがあります。

このため、シワやたるみなどの予防効果が期待できます。

また、ビタミンCには、お肌をつくるコラーゲンの生成を促進したり、シミやソバカスの原因となるメラニン色素を抑制するはたらきがあります。

これらの栄養素を含むかぶの葉は、お肌にとってもやさしい野菜といえます。
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動脈硬化予防

動脈硬化の原因のひとつに、活性酸素による、血中コレステロールの酸化が挙げられます。

酸化したコレステロールは異物とみなされ、免疫細胞のマクロファージがこれを取り込むのですが、次第に膨張していき、やがて死滅して泡沫細胞となります。

この泡沫細胞が血管内に蓄積することで、血管壁がもろくなり、血管の弾力性も失われて、動脈硬化へとつながっていくのです。

かぶの葉に含まれるβカロテンやビタミンCには、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。コレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

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骨を強くする

かぶの葉にはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは、骨や歯をつくる主な成分です。

しっかり摂取することで骨を強くすることができます。骨粗しょう症などの予防に効果的です。

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また、かぶの葉にはカルシウムの吸収を促進するビタミンKが多く含まれています。このため、カルシウムを吸収しやすい野菜のひとつといえるでしょう。

まとめ

usa

かぶは、根と葉の部分で含まれる栄養が異なります。葉にはビタミン類やカルシウムなどのミネラルが多く含まれています。

kuma

白い根の部分には、消化酵素のアミラーゼが豊富なんだよね。かぶの漬物とごはんって、相性よさそう。

usa

アミラーゼが消化を促進してくれるので、良い組み合わせですね!

 

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