ゴーヤの栄養と効能について

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今回は、ゴーヤについてご紹介します。ゴーヤといえば、独特の苦味ですよね。「ちょっと苦手・・・」って方もいらっしゃると思います。しかし、この「苦味」こそ、ゴーヤの秘められたパワーの源なのです。

今回は、苦味成分の効能を中心に、その他の栄養などもご紹介していきます。

 

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ゴーヤのお名前について

ゴーヤの正式名称(和名)は「ツルレイシ」です。見た目がイボイボなのと、完熟すると甘くなることから、レイシ(ライチ)に似ているということで「ツルレイシ」と呼ばれるようになったとか。

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なお、生物学などでは、「ニガウリ」という呼び方が多いそうです。

そして、一般的な「ゴーヤ」という呼び方は、もともと沖縄で使われていた呼び方だそうです。テレビなどで沖縄文化・沖縄料理が紹介されるにつれ、全国的に「ゴーヤ」の呼び方が広まったとか。

[char no=”2″ char=”kuma”]手持ちの食品成分表には、「にがうり」の名で紹介されてたよ。どうりで「ゴーヤ」で探しても見つからないわけだ・・・[/char] [char no=”1″ char=”usa”]ツルレイシ、ニガウリ、ゴーヤ・・・ここまで呼び方がたくさんある食材もめずらしいですね。[/char]

 

ゴーヤの栄養と効能

ゴーヤの栄養と効能についてご紹介します。ゴーヤといえば、独特の苦味です。ちょっと苦手・・・って方もいらっしゃると思いますが、あの苦味が健康によいはたらきをしてくれるのです。

その他にも、豊富なビタミンCや食物繊維、低カロリーなどといった特徴があります。

ビタミンC

ゴーヤの特徴のひとつに、ビタミンCを豊富に含んでいる点があげられます。

可食部100gあたりのビタミンC含有量

レモン(果汁) 50mg
トマト 15mg
オレンジ 60mg
ゴーヤ 76mg

引用元:カラーグラフ食品成分表[五訂] (実教出版)

上表のとおり、レモンやトマト、オレンジよりも多くのビタミンCを含んでいます。

ビタミンCは、強い抗酸化作用をもっており、過剰に発生した活性酸素を除去することで、老化や、動脈硬化、発がんを予防します。

また、お肌のシミ、ソバカスの原因といわれているメラニンを目立たなくする効果があり、美しい肌づくりをサポートします。

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ほかにも、免疫細胞などに働きかけ、免疫力を向上させたりと、さまざまな健康効果をもたらしてくれます。

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[char no=”1″ char=”usa”]ビタミンCは、加熱すると壊れてしまうことが多いのですが、ゴーヤのビタミンCは加熱に強いです![/char] [char no=”2″ char=”kuma”]ってことは、加熱調理しても、しっかりビタミンCを摂取できるということだね。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]そうです!ちなみにゴーヤ以外ですと、じゃがいもやさつまいものビタミンCも加熱に強いですね。[/char] ◆ビタミンCのおもな効能

  • 美肌効果
  • 老化防止
  • 免疫力の向上
  • がん予防
  • 動脈硬化予防

食物繊維

ゴーヤは食物繊維が豊富です。

食物繊維は、腸内環境を整え、便通をよくしてくれます。また、食べると胃の中で膨らみ、満腹感を持続させるので、ダイエットに効果的です。

ほかにも、糖質の消化をゆるやかにすることで血糖値の急な上昇を抑え、肥満や糖尿病を予防するはたらきなどがあります。

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◆食物繊維のおもな効能

  • 便秘の解消
  • ダイエット効果
  • 肥満・糖尿病予防

モモルデシン

 

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モモルデシンは、ゴーヤ特有の苦味をつくりだしている成分で、さまざまな健康効果が期待できます。

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たとえば、体内でのブドウ糖の取り込みを促進することで血糖値を下げたり、血液をさらさらにするはたらきがあります。

また、胃液の分泌を促進するなど、胃腸のはたらきを活発化させます。食欲増進につながるので、疲労回復や夏バテに効果があります。

ほかにも、肝機能を強化したり、体を冷やしたりなど、多くのはたらきがあります。

[char no=”2″ char=”kuma”]「良薬は口に苦し」ってやつか・・・[/char] [char no=”1″ char=”usa”]そうですね。多くの効果があります。ちなみにゴーヤは、モモルデシンの含有が発見された初めての食品なんですよ。[/char]

◆モモルデシンのおもな効能

  • 血糖値・血圧を下げる
  • 胃液の分泌を促進し、食欲増進
  • 疲労回復・夏バテ防止
  • 整腸作用
  • 肝機能強化
  • 生活習慣病予防

チャランチン

チャランチンは、モモルデシンと同じく、ゴーヤの苦味成分です。

チャランチンは、すい臓にある細胞にはたらきかけて、インスリンの分泌を促進し、血糖値を下げてくれます。

なお、糖尿病の薬を飲むと、場合によっては作用が強すぎて低血糖になることがありますが、チャランチンには血糖値を調整するはたらきがあり、低血糖を起こすリスクは少ないです。

コロソリン酸

コロソリン酸は、インスリンと似たようなはたらきをします。

血中のブドウ糖を筋肉組織や脂肪細胞へと送り届ける「GLUT4」と呼ばれるタンパク質を活性化させ、インスリンの効率を高めます。

このため、血糖値の上昇をおさえ、糖尿病予防に効果があります。

[char no=”1″ char=”usa”]モモルデシン、チャランチン、コロソリン酸が働き合うことで、糖尿病の予防・改善が期待できます。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]ザ・糖尿病対策食材・ゴーヤだね。[/char]

◆チャランチン・コロソリン酸のおもな効能

  • 血糖値の調整
  • 糖尿病予防・改善

低カロリー

ゴーヤのカロリーは、可食部100gあたり、17kcalと少ないです。食物繊維も豊富で、血糖値を下げる効果もあるので、ダイエットに適した食材といえます。

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まとめ

[char no=”1″ char=”usa”]ゴーヤには、豊富なビタミンCや食物繊維、そしてゴーヤ特有の成分たちによる糖尿病予防効果など、数々の効能があります。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]しかも低カロリーなんだっけ。ダイエットにはおすすめしたい食材だよね![/char]

 


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