
今回は、栄養満点、かぼちゃについてご紹介していきます。野菜のなかでは、少々カロリーが高めですが、その分、豊富な栄養を含んでいます。
もちろん、栄養だけではありません。昔から、冬至にはかぼちゃを食べる習慣がありますが、なぜ、かぼちゃなのでしょうか?
そのあたりを紐解きながら、さらなる「かぼちゃ」の魅力について、ご紹介していきます。
[char no=”2″ char=”kuma”]わーいかぼちゃだ!大好きなんだよね。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]あの優しい甘さがいいですよね。主張しすぎず、かといって引き過ぎない・・・[/char] [char no=”2″ char=”kuma”](妙に詩的な表現だなぁ・・・) そうそう。スープにしても美味しいしね。[/char]
もくじ
かぼちゃの栄養と効能
かぼちゃには、豊富な栄養が含まれています。とくに、ビタミン類の含有量は野菜の中でもトップクラスで、食物繊維も豊富です。
豊富なβカロテン
かぼちゃにはβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは、強力な抗酸化作用を持っており、老化防止や美肌効果など、さまざまなはたらきがあります。
◆βカロテンのおもな効能
- がん予防
- 生活習慣病予防
- 老化防止
- 美肌効果
[char no=”2″ char=”kuma”]ところで、「抗酸化作用」って、なんなの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]抗酸化作用とは、「余分な活性酸素」をとりのぞくはたらきのことです。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]ん?よくわからん・・・その「活性酸素」ってのは、体に悪いの?[/char] [char no=”1″ char=”usa”]うーん、体に必要なものではあります。活性酸素は、体内に侵入したウイルスなどと戦い、健康を保つはたらきをしてくれます。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]え?じゃあいいヤツじゃん。[/char] [char no=”1″ char=”usa”]ところが、活性酸素が増えすぎると、正常な細胞を錆びさせてしまい、健康に害を与えるのです。[/char]
体内でビタミンAに変換
また、βカロテンは必要なときに、体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは、視覚における明るさ・暗さの感知や、免疫力の向上、消化器・呼吸器の粘膜の保護などといったはたらきがあります。
◆ビタミンAのおもな効能
- 免疫力の向上
- 視力を正常に保つ
- がん抑制
- 皮膚の健康維持・美肌効果
- 口・鼻・のど・肺・腸・胃などの粘膜を保護
目によいルテインも豊富
ルテインとは、カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、かぼちゃをはじめとする緑黄色野菜に多く含まれています。ちなみに、上で説明したβカロテンもカロテノイドの一種です。
ルテインの特徴は、目の中で抗酸化作用を発揮する点です。
目をひらくと、かならず光や紫外線などの刺激を受けます。受け取った光や紫外線は、活性酸素を発生させる原因となり、緑内障や白内障をはじめとする、目の病気の原因となります。
ルテインは、目のなかでこれらと戦います。おもに青色光を吸収し、目で発生した活性酸素を無効化してくれるのです。
このため、目に良い成分として重宝され、サプリメントなどにも使われています。
ビタミンEの量は野菜トップクラス
かぼちゃは、ビタミンEの含有量が野菜トップクラスです。ビタミンEは、数あるビタミンのなかでも、とくに強い抗酸化作用をもっており、健康維持、美容などによく効きます。
その他にも、血行をよくしたり、ホルモンバランスを整えたりといったはたらきがあり、肩こり、冷えの解消、更年期障害、生理痛などにも効果があると言われています。
◆ビタミンEのおもな効能
- がん予防
- 生活習慣病予防
- 老化防止
- 美肌効果
- 肩こり、冷えなどの改善
- 更年期障害の改善
- 生理痛の改善
豊富な食物繊維
かぼちゃには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には、以下のはたらきがあります。
◆食物繊維のおもな効能
- 血糖値の上昇をゆるやかにし、糖尿病を予防する
- 胃で膨らみ、腹持ちをよくする
- 腸内環境を整え、便通をよくする
かぼちゃは、ごはんやパンなどと比べるとカロリーや糖質が低く、食物繊維が豊富で腹持ちもよいです。
そのため、置き換えダイエットにおすすめです。
[char no=”2″ char=”kuma”]ダイエット中に甘いものが食べたくなったら、ごはんのかわりにかぼちゃを食べてみよう![/char]保存が効き、しかも栄養が落ちにくい
冬至といえば、かぼちゃですよね(ちょっと先の話ですが・・・)。1年でもっとも昼が短い、寒い冬の日です。
突然ですが問題です。なぜ、冬至にかぼちゃを食べるのでしょう?
栄養があるからでしょうか。でも、栄養だけでしたら、他にも候補がたくさんあります。
ずばり、かぼちゃが選ばれた理由・・・それは、「保存がきく」からです!丸ごとの場合、風通しのよい涼しい場所でしたら、1~2ヶ月は保存がききます。
しかも、栄養価が落ちにくいです。多くの野菜は、保存している間に、たくさんの栄養・ビタミンなどが失われます。しかし、かぼちゃの場合は他の野菜にくらべて、減少量が少ないのです。
さらにいうと、かぼちゃを長期間保存すると、でんぷんが糖に変わり、甘みが増します。ルテインなどの、カロテノイドの含有量も増えるそうです。
昔の人は、今とくらべると食料を確保するのが大変でした。かぼちゃのように、長期保存が効き、栄養価も落ちにくいうえに、熟成された味になる野菜は、栄養が不足しがちになる冬の食料に最適だったのでしょうね。
まとめ
[char no=”2″ char=”kuma”]かぼちゃって、栄養豊富なんだね。ビタミンとか食物繊維とか・・・[/char] [char no=”1″ char=”usa”]豊富な栄養素も魅力的ですが、長期保存できることも素晴らしいですね。しかも栄養が落ちにくいです。[/char] [char no=”2″ char=”kuma”]ハロウィンもあるし、ますますかぼちゃから目が離せないね![/char]↓ 眺めてるだけで幸せな気分になれます♪ ↓ 秋の食材 効能記事まとめ