枝豆のカロリーと秘められた栄養・効能について

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枝豆といえば、ビールのお供ですね!居酒屋に行くと、必ず注文します。

ちょうどよい塩加減の枝豆は、食べ始めるとついつい止まらなくなりますよね!

でも、気になるのがカロリー。いくら美味しくても、あまりにカロリーが高かったら、ちょっと手がとまっちゃいそうです。

今回は、枝豆のカロリーと栄養を中心に、ご紹介します。

 

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枝豆とは?

そもそも、枝豆って何か知っていますか?実は、「枝豆」という植物は存在しないんです。枝豆は、大豆がまだ完熟しない、青いうちに収穫したものをいいます。ただ、枝豆に適した品種は存在します。

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枝豆の歴史

枝豆は、先述のとおり、大豆が青いうちに収穫したものです。大豆は、紀元前2000年以前から、中国で栽培されていたそうで、かなり歴史のある植物です。その後、朝鮮半島や東南アジアなどにも伝わっていったそうです。

日本には、なんと弥生時代に、朝鮮半島から伝わってきたそうです。約2000年前のことです。その後、鎌倉時代になると広く栽培されるようになり、味噌や納豆、醤油などの加工品も、民衆に広まっていきました。

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では、「枝豆」としては、いつ頃から食べられていたのでしょうか。枝豆は、奈良・平安時代には食べられていたのではないかと言われています。江戸時代の中期には、夏になると枝豆売りが、町を賑わせていたとか。当時は、サヤを枝につけたまま茹でたものを売っていたそうです。

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枝豆のカロリー

枝豆のカロリーは可食部100gあたり135kcalです。炭水化物は8.8gです。他の豆類と比較すると、少ないですね。

◆可食部100gあたりのカロリーと炭水化物量

カロリー(kcal) 炭水化物(g)
あずき(ゆで) 143 24.2
えんどう(乾) 352 60.4
大豆(ゆで) 180 9.7
枝豆 135 8.8

 

でも、可食部100グラムあたりの含有量といわれても、実際、ピンとくる方は少ないと思います。

そこで、枝豆1粒あたりのカロリーがどれくらいなのか、確認してみましょう。

枝豆1サヤ(3粒入り)は、だいたい4グラムで、可食部は2グラムです。

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つまり、枝豆1サヤあたりのカロリーは、約2.7kcalとなります。10サヤ食べたら27kcal、20サヤ食べたら54kcalですね。

ご飯1膳(160g)が約270kcalですから、ちょうど枝豆100サヤを食べたら、ご飯1膳と同じくらいのカロリーになりますね。

こうしてみると、わりと低カロリーで、ダイエットにやさしい食材なのではないでしょうか。

 

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枝豆の栄養と効能

枝豆の栄養と効能を紹介します。疲労回復や、美容効果など、さまざまな効能があります。また、お酒との相性も良いです。

タンパク質

枝豆はタンパク質が豊富です。タンパク質は、身体をつくる主成分です。人間が生きていくうえで欠かせない栄養素となっています。

メチオニンで二日酔い防止!?

とくに、枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンは、ビタミンB1やビタミンCと一緒に摂取することで、アルコールの分解を促し、肝機能の負担を軽減する効果があります。

つまり、アルコールと一緒に枝豆を食べることで、飲み過ぎや、二日酔いの症状をやわらげる効果が期待できるのです。

「ビールといえば枝豆」といったように、枝豆はおつまみの定番となっていますが、ビールと味が合うだけではなく、このような効果を見越した理由があったんですね。

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ビタミンB群

ビタミンB群は、糖質や脂質を体内で分解してエネルギーに変換するはたらきを促進します。

エネルギー代謝の効率がよくなることで、疲労回復に効果があります。暑い時期ですと、夏バテ対策に有効です。

ビタミンC

ビタミンCには、免疫力を高める効果があり、風邪の予防などに効果があります。また、抗酸化作用を持っており、体内の過剰な活性酸素を除去することで、老化防止や美肌・抗がん作用などの効果があります。

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オルニチン

枝豆には、オルニチンが含まれています。しじみに多く含まれていることで有名ですね。肝機能を強化するはたらきがあり、代謝機能が高まることで、疲労回復に効果があります。

また、成長ホルモンの分泌を促進するはたらきがあり、美肌、アンチエイジングに効果があります。

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カリウム

枝豆には、カリウムが多く含まれています。カリウムには、過剰な塩分を排出するはたらきがあり、高血圧の予防に効果があります。また、利尿作用があり、むくみの解消にも効果があります。

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鉄分

枝豆には、鉄分が多く含まれています。可食部100gあたりだと、ほうれん草や小松菜よりも多くふくまれているんです。鉄分は、貧血予防に効果があることは有名ですが、他にも、むくみの解消や疲労回復、免疫機能の維持に効果があります。

サポニン

サポニンは、大豆などに含まれる成分です。抗酸化作用があり、脂肪の酸化をおさえてくれます。このため、動脈硬化などの予防に効果があります。また、中性脂肪を抑えるはたらきがあり、コレステロール値の低下も期待できます。

この他にも、抗菌作用や、血行促進作用免疫力向上などの効果があり、健康で丈夫な身体づくりを助けるはたらきがあります。

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まとめ

今回は、枝豆のカロリーと栄養・効能についてご紹介しました。比較的低カロリーで、かつ、さまざまな栄養・効能がありますね。

とくに、お酒との相性が良いことには驚きです。「ビールに枝豆」は、美味しいだけではなく、しっかりと考えられたマッチングだったんですね。

枝豆が美味しい季節。ぜひ、ビールのお供として、存分に楽しみたいですね!

 


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