
秋といえば、栗です!小さいころ、通学路に栗の木があったので、秋は、よくイガグリを蹴りながら帰宅していました。
ただ、靴以外の箇所にイガグリが当たるとハンパなく痛い思いをするので、気をつけて下さい!(マネする人はいないとは思いますが。。)
さて、今回は、そんな栗についてご紹介します。トゲトゲのイガグリの中には、甘いだけではなく、さまざまな栄養を含んだ実が詰まっています!
もくじ
栗の歴史
日本における栗の歴史は、縄文時代までさかのぼります。
なんと、縄文時代の遺跡である、三内丸山遺跡(青森県)から、たくさんの栗が出土しているそうです。
平安時代の多くの書物にも栗が多く登場しており、昔から、日本人にとってなじみの深い食べ物だったようです。
栗の栄養
栗は、小粒ですが、ぎっしりと栄養が詰まっています。でんぷん質でできており、加熱してもビタミンCが壊れにくいので、栄養摂取に適しています。
タンパク質
ビタミンA
ビタミンB群
ビタミンC
カリウム
食物繊維
可食部100あたり4.2gが含まれており、さつまいも(2.3g)よりも豊富です。
亜鉛
タンニン
ポリフェノールの一種で、栗の渋皮に含まれています。
栗の効能
栗には、豊富な栄養と、それに基づくさまざまな効能があります。代表的な効能7つをご紹介します。
便秘解消
栗には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸の動きを活発にするはたらきがあり、便秘の解消に効果があります。
味覚障害を防ぐ
亜鉛は、不足すると、味覚障害を引き起こすと言われています。栗を食べて亜鉛を摂取することで、予防につながります。
かぜ予防
栗に含まれるビタミンCには、かぜ予防や肌の健康維持などに効果があります。
また、ビタミンCは加熱に弱いですが、栗の場合は、デンプン質につつまれている為、加熱に強く、効率的に摂取できます。
疲労回復
栗に含まれるビタミンB群には、糖質、タンパク質、アミノ酸などの代謝を促進するはたらきがあります。効率的にエネルギーを代謝できるようになるため、疲労回復に効果があります。
高血圧の予防
栗に含まれるカリウムには、過剰に摂取したナトリウムを排出し、体内の水分濃度を調節するはたらきがあり、高血圧の予防に効果的です。
老化防止・美肌効果
栗の渋皮には、タンニンとよばれる、ポリフェノールの一種の成分が含まれています。
タンニンには、強力な抗酸化作用があり、細胞を酸化させ、老化の原因となる活性酸素を除去したり、皮膚を保護したりといった効果があります。
また、シミ・ソバカスの原因となるメラニンを抑制するはたらきもあるそうで、美肌にも効果的です。
ほかにも、栗に含まれている亜鉛には、肌荒れや抜け毛を防ぐ効果もあります。
ガン予防
タンニンには強い抗酸化作用があり、ガン予防に効果があると言われています。
食べ過ぎに注意?!
栗は、栄養豊富ですが、その分カロリーが高めです。可食部100gあたり、164kcalあります。
栗1個の大きさが、だいたい20g程度なので、1個あたり約33kcalになります。
ごはん1膳が、だいたい269kcalなので、栗8個分くらいが、ごはん1膳分のカロリーに匹敵します。
また、栗に含まれるタンニンは、摂取しすぎると、鉄の吸収を妨げたり、歯を黄色くしてしまったりするそうです。
甘くておいしく、栄養豊富な栗ですが、食べ過ぎには注意ですね。
まとめ
今回は、栗の栄養と7つの効能についてご紹介しました。
栗の効能7つ
- 便秘解消
- 味覚障害を防ぐ
- かぜ予防
- 疲労回復
- 高血圧の予防
- 老化防止・美肌効果
- ガン予防
食べ過ぎには注意してください!
これから、栗がおいしくなる季節です。栗ごはんやモンブランなど、考えるだけで幸せな気持ちになります。
食べ過ぎには気をつけて、秋の味覚を楽しみましょう!
↓ 眺めてるだけで幸せな気分になれます♪ ↓ 秋の食材 効能記事まとめ