
秋の野菜といえば、さつまいもです。最近では、1年中、スーパーで売られていますが、旬は、やっぱり秋です。石焼き芋の、あの甘~い香りに誘われて、ついつい買ってしまいます。
今回は、そんなさつまいもについて、効能と栄養をご紹介していきます。
お腹を整えるだけではなく、さまざまな効能が秘められています!
もくじ
さつまいもの歴史
さつまいもは、メキシコ南部を中心とする熱帯アメリカが原産といわれています。
日本には、中国から琉球、薩摩と伝わりました。ちょうど、江戸幕府ができたころです。徳川8代将軍の吉宗さんの頃に、さつまいも栽培が全国に広められたそうです。
さつまいもの主な栄養素
さつまいもといえば、「食物繊維」を想像しちゃいますが、ほかにもたくさんの栄養素が含まれています。
食物繊維
ビタミンC
ビタミンE
カリウム
カルシウム
ヤラピン
ヤラピンは、さつまいもの皮に含まれる成分です。さつまいもを切った時にでる、白い液状のものです。
ガングリオシド
ガングリオシドは、野菜や果物の細胞膜に含まれる糖脂質の一種です。
アントシアニン
さつまいもの皮に含まれる、紫色の色素です。紫いもに、多く含まれています。
さつまいもの効能
さつまいもは、お通じをよくすることで有名ですが、他にも多くの効能があります。
便秘解消
さつまいもには、不溶性食物繊維のセルロースが豊富に含まれており、腸の動きを活発にしてくれます。
また、さつまいも特有の成分として、皮に含まれるヤラピンがあります。
ヤラピンは、腸の動きを活発にし、便を柔らかくする効果があり、便の排出を促進します。また、腸内の善玉菌を増やすはたらきもあります。
便秘対策には、皮付きで食べるのがおすすめです。
コレステロール値低下
さつまいもに含まれる食物繊維は、腸内のコレステロールを吸収し、便として排出してくれます。その結果、コレステロール値が低下します。
また、さつまいもに含まれるビタミンEは、過酸化脂質を分解するはたらきがあります。
コレステロールは、活性酸素と結びつくと過酸化脂質に変化し、動脈硬化などの原因となりますが、ビタミンEはこれを分解し、悪玉コレステロールの量を減らしてくれるのです。
美容効果・老化防止・かぜ予防
さつまいもは、イモ類の中でもっともビタミンCを含んでいます。ビタミンCはお肌を健康に保ったり、風邪の予防に効果があります。
また、さつまいもには、ビタミンCと同様に、強い抗酸化作用をもつ、ビタミンEが多く含まれております。細胞の酸化を抑制してくれるので、老化防止に効果があります。
血圧低下
さつまいもに含まれるカリウムは、水分バランスを適切に保つはたらきがあります。過剰なナトリウムを排出するので、血圧の低下に効果があります。また、むくみの解消にも効果があります。
イライラの解消
さつまいもに含まれるカルシウムには、イライラを解消する効果があります。
ガン予防
さつまいもに含まれるガングリオシドは、抗ガン作用が強く、ガン細胞の増殖を抑制してくれます。
眼精疲労の回復
さつまいもに含まれるアントシアニンは、ヒトの視覚認知にかかわるロドプシンと呼ばれる色素体の再合成を促進する働きがあります。そのため、眼精疲労や、視覚機能の回復に効果があります。
肝機能障害の軽減
さつまいもに含まれるアントシアニンには、初期の肝機能障害を軽減する効果があることが実験により認められたそうです。
さつまいもの皮は栄養豊富
さつまいもの皮には
- カルシウム
- ビタミンc
- アントシアン
などが豊富に含まれています。皮ごと食べるのがおすすめです!
まとめ
今回は、さつまいもの栄養と効能についてご紹介しました。
寒い季節には、ほっくほくのさつまいもが本当に合います。
あと、甘いものって、食べるだけで幸せになれます。コレ、とっても重要だと思っています。
おいしいさつまいもを食べて、健康に、幸せに生活していきましょう!
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