
夏の水分補給にオススメの飲み物として、以前、麦茶をご紹介しました。
今回は、同じ「麦」のつく、はと麦茶についてご紹介しようと思います。同じ「麦」といっても、麦茶は「大麦」が原料で、はと麦茶は「はと麦」が原料です。したがって、はと麦茶と麦茶は似てはいますが、効能は異なります。
今回は、そんな「はと麦茶」につきまして、そもそも「はと麦茶って何?!」という点や、数々の効能について、ご紹介します。
もくじ
はと麦茶とは?
はと麦茶は、その名のとおり「鳩麦(はとむぎ)」が原料です。中国南部や東南アジアが原産とされています。漢方では、皮をむいた種子を「ヨクイニン」と呼び、イボ取りに効果があるとされ、利用されてきました。日本では、江戸時代から漢方などに使われ、明治時代には保健食として推奨されました。
はと麦の主な成分
はと麦には、
- タンパク質
- アミノ酸
- ビタミンB群
- カルシウム
- 鉄
- 食物繊維
などが、バランス良く含まれています。特にタンパク質は、穀物の中では多く含まれております。
はと麦を摂取するなら、はと麦茶がお手軽です!
はと麦を摂取する方法は、色々あります。ごはんと混ぜて食べたり、粉末状のはと麦粉を飲み物や料理に混ぜたりなどが、その代表例です。
ですが、もっともお手軽に摂取できるのは、やはり「はと麦茶」でしょう。ペットボトル入りのものや、ティーパック状のものなどが市販されていますので、簡単に楽しむことができます。
はと麦茶の4つの効能
はと麦茶には、さまざまな効能があります。ここでは、代表的な4つを紹介します。
お肌によい
はと麦茶に含まれるアミノ酸やビタミンB群は、健康な肌を保つのに有効です。新陳代謝を活発化させる働きがあります。
とくに、はと麦の成分のコイクセラノイドには、お肌の皮脂分泌を調整したり、肌の古い角質の除去・新しい肌細胞の生成、いわゆる肌のターンオーバーを正常化・促進化させる効果があるとされています。
また、イボなどの改善のほか、シミ、ソバカス肌荒れ、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルにも効果があるといわれています。
便秘に効く
はと麦茶には、食物繊維が含まれています。大腸を刺激し、便秘の解消に効果があります。
ノンカフェイン
はと麦茶には、カフェインが含まれておりません。このため、カフェイン耐性の少ない小さなお子さんや、お年寄りの方も、安心して飲めます。
利尿作用
はと麦には、利尿作用があります。体内の不要な水分や有害物質、老廃物を排出してくれます。これにより、体内の各器官を健康に保ってくれます。
たとえば、胃の場合、不要な水分が溜まってしまうと、胃液が薄まり、消化不良を起こすリスクがあります。
足などの「むくみ」は、体内に余分な水分が溜まってしまうことにより生じます。
はと麦茶の利尿作用は、このような不要・余分な水分の排出を促進するため、各器官の健康維持に効果的なのです。
注意!妊娠中は控えたほうがよい
はと麦に含まれるコイクセノライドという成分には、体内の不要物を排出する作用があると言われています。妊婦さんの場合、胎児も不要物と判断して、排出しようとしてしまうようです。
最悪の場合、流産や死産などを引き起こす可能性もありますので、妊娠中は、はと麦茶を控えたほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、はと麦茶の4つ効能について
ご紹介しました。
- お肌に良い
- 便秘に効く
- ノンカフェイン
- 利尿作用
ただし、妊娠中は、控えたほうがよいでしょう。
麦茶とはまた違った効能をもつはと麦茶を飲んで、
毎日を健康的に過ごしていきましょう!
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